*

「お前ってさぁ。なに?面食いなの??」
「面食いって……そんなことねぇけど…」

俺は鏡音レン。身長がちょい低めのいたって普通の高校2年生。
そして今俺を面食いといった少年は俺より身長がでかくて声も低い男。
鏡音リント。高校始まってから席が近くて今はもう親友といっても過言ではない。
まぁ悪友に近いな。

なぜか俺は異様に告白されることがおおいみたいだ。
いや…モテてるっていうわけじゃなくて…
モテるっていったらリントのほうが…。
「なんかさ。可愛いとは思うんだけど……なんかピンとこねぇんだよな。」
ぶっちゃけいうと好みじゃない。
今まで告白してきた子はどの子も可愛かったが……
「要は今まで告白してきた子に好みの子がいなかったっていうことだな。」
「うん…まぁそゆことだな。…あ、でも…」
「でも……??なんだよ」

「…前…絡まれてるときに助けた女の子が…気になる…かな…」
するとリントはニヤニヤした顔をしている。なんともいらつく顔だ。
「…その彼女が忘れられないと??」
「…まぁそういうことかな。」



二週間ぐらい前…
街で不良に絡まれていた女の子を助けた。

助けた女の子は中学生ぐらいの小さい女の子で頭にリボンをのせた
かわいらしい女の子だ。目がくりくりしていて
なんとも俺好みの少女。
そして
「ありがとうございます…。」
と鈴を転がしたような声で遠慮がちにお礼をいった。



「ふ〜ん…その子にまた会えるといいな。」
ニヤニヤした顔で言われると殴りたくなる。
「まぁ…そうだな。」
その子に会えたらどんなにうれしいことか。


「そうだ。お前今日俺の家くるか?前言ったゲームやろうぜ。」
「あ。いくいく。」
そういえばリントの家行くの初めてだな。
今までリントが俺の家にきたりしたけど…


























初めてはいったリントの部屋。
いたって普通で俺の部屋とそんなに変わらないんじゃねぇかな。
それで丸い机をはさんで俺とリントは座る。
机の上にはオレンジジュースとコップが二つおいてある。
オレンジジュース…リント好きだったか?

「……ゲームやらねぇの?」
リントはオレンジジュースを飲みながらニヤつき
「まぁ、まて。」
どういうことだよ……
こいつは初めてあった時から何を考えてるかよぅわかんねぇやつだ。
ったく何考えてるんだか………


しばらくオレンジジュースをすすいでいると
階段を上がってくる音。なんか心なしか怒ってるような感じがするのだが
「ん。きたみてぇだな。」
とニヤニヤした顔。
すみませんなぐっていいですか??
ニヤニヤした顔をずっとしている。

バンッ!!!!!!
部屋が大きな音をだしてあいた。
「ちょっとお兄ちゃん!!!リンのオレンジジュー……」
入ってきた少女は忘れもしない……

俺が助けた少女だった…………


(あぁ……リントは…これをしっていたのか…??」




_リン視点*



「リンちゃんってさぁ。好きな人とかいないの??」
友達のミクちゃんが突如聞いてきた。
好きな人……
ふと思い出されるのは二週間前
私はあたらしい服を買いに街で歩いていた。
私は男たちにとって狙いの的にされやすくよく絡まれる。
ミクちゃんと歩いていても絡まれることが多い。
中学生相手にさ、ロリコンなのか?ってつっこみたくなる。

その日も絡まれていた。うっとおしい。
どうやってこいつらを払おうかと考えていたら

「…その子いやがってるじゃん。やめなよ。」



その時に恋に落ちたのかもしれない。







「ただいま。」
家にはいってそういってみるが誰も返してはくれない。
共働きだ。玄関をみると兄は帰ってきてるみたいだ。
しかしもう一足丁寧においてあった。
(だれか遊びにきたのかな…。)
大きさ、デザイン的に彼女かなんかじゃないだろう。

(オレンジジュース飲もう。)
そういって冷蔵庫を開けるがオレンジジュースのパックそのものがない。
きれたわけじゃない。だって朝はあったもの。
…そうだ。親が飲むことはあまりない。
っていうことは自動的に兄貴になるわけで…。

(リンのオレンジジュース!!!!)

怒りながら階段を上っていく。

そのとき私は兄貴の部屋にお客がいるということは忘れていたのだ。





バンッ!!!!!!
部屋が大きな音をだしてあけた。
「ちょっとお兄ちゃん!!!リンのオレンジジュー……」


するとそこにいたのは

前絡まれていたのを助けてくれた人だった。














後書き
続きが迷子。
続き浮ばない。気が向いたらかきます。

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