入学式、春


「おいグミ、お前何組だった?」
私たちは今日、高校生になりました。
隣にいるのは腐れ縁のグミヤ。
小学校から中学までさらには高校まで一緒になったという
なんともまぁ。長い付き合いです。

「えっと。D組だね。グミヤは?」
「俺はB組。離れたな。」
今までもクラスが離れたことはあるが家が近所なので
一緒に帰ることがおおく、たいして変わりはしなかった。

「レンは何組だった?」
「俺?B組…。リンはD組か。離れたか。」

教室に向かおうとするとき金髪碧眼の二人が話してるのが見えた
(あ、あの子花屋でよく見かける…同じ学校で…同じ学校なんだ。)
そのときの胸の高鳴りはなんだったんだろう。
鈴を転がしたような声がすっごく心地よくてずっと聞いていたい。
これから一年ずっと一緒のクラスなんだって思うとものすごく緊張する。
それと同時にものすごく楽しみである。



教室にはいるとみんな緊張しているようで座っている人や前の人と話している人もいる。
黒板に書かれていた自分の席を見つけて座って回りを見渡していると教室に入ってきた
金髪の女の子がいた。
それは忘れもしない花屋の少女で…
そのまま目が離せずにじっと彼女を見つめていると彼女がこっちをみた。
(あれ、今目があった?)
などと動揺していると彼女がこっちに歩いてきて自分の前の席に置いた。
自分を見ていたんじゃなくて自分の席を確認しただけのようだった。
あの花屋の子が目の前に座ってるなんてものすごく…言葉にしにくい感情だ。
さっき来たとき柑橘系のいい香りがした。
細いな…髪の毛柔らかそう。
って!!違うでしょ!なにおっさんみたいに考えてるのよ!
そうして机に頭をぶつけてしまった。結構音がしたので後ろを振り向いた
彼女の綺麗な碧眼と目があった。その子はこっちをみてにこりと笑った。
私はその笑顔に見惚れて
「あの…初めまして!私神威恵っていいます。」
と思わず言ってしまったそしたら彼女は
「私は鏡音リン。よろしくね!」
とかわいらしい笑顔でいった。
その後リンちゃんと話をしていたら先生が来た。
そして先生の話などを聞き自己紹介をしてその日は帰った。



彼女と初めて話した日















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ここできらないと中途半端になってしまうので短いですが
グミとリンちゃんの初めての会話のお話です
グミヤとレンが空気にすらなっておりません。
完全百合モード










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