短編 | ナノ
僕だけでいいと
放課後、今日は珍しく部活も生徒会も無いので、
犬飼くんと駄弁っていた。
隣から聞こえるため息にため息ばかりしてると幸せ逃げますよと注意すれば
彼の特徴的なギザギザの歯を見せてにかっと笑う。
それでも何度か注意しても止まないため息に疑問を持ちかける。
「何かあったんですか?」
「いいや」
ただモテたいなと言う犬飼くんの手元には世にいうイケメンがずらりと
並んだ、雑誌。
「俺もこいつらみてぇに超イケメンになったらモテっかなぁ」
ぽつりと呟いた犬飼くんの言葉に少し想像してみれば何故か胸がちくりと
痛む。
「そのまま、でいいと思いますよ」
振りし切って出した言葉は少しだけ震えていた。
あなたがそれ以上イケメンになってしまったら世界中の人があなたに夢中になってしまうから。
そしたら僕は耐えきれないから。
嗚呼、これが恋だと。
「日が暮れましたね、帰りましょうか。」
「そうだな!」
どうかあなたの隣はこの先も僕だけにください。
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これこそ
やまなし おちなし いみなし
じゃねぇか!!
二人の口調がわからぬいぬい・・・。
gdgdすぎて。
とりあえず
「これ以上君がカッコよくなったら世界中の人が君に夢中になってしまうから」
なんて台詞を誰かに言わせたかっただけ(本当はぬい哉でするつもりだったがな)