短編 | ナノ




触れた先

隣に歩く恋人をちらりと見る。俺のクラスの教育自習生と言っても言葉を交わしたのは少ない。だから思い切って教育自習最終日に告白したら、じゃあ付き合う?何て返ってきたのは驚いた。俺とこいつは先生と生徒で。その前に男同士だ。
でもきっと水嶋にとっては遊びでしか無いのだろうな。何だか寂しくなって急に隣にいる恋人のぬくもりを感じたくなった。俺だけがいつもドキドキして余裕が無くて。本気で好きなんだって。
告白以来の勇気を振り絞って抱き着いく。

「だめだよ」

余裕な顔をして俺の手を外される。やっぱり男の俺にこんなのされても嫌だよな。ぐるぐると色んな感情が頭によぎって悲しくなり、自然と俯いてしまう。

「馬鹿。」
「はぁ!?誰がばっ」
頭上から聞こえた言葉に反応してバッと顔をあげれば柔らかい表情をしていて思わず口に出そうとした言葉を飲み込む。
「僕が七海くんをぎゅーってするの」
そう言うか否抱きしめられる。仕舞いには
「あまり可愛すぎる事すると我慢出来なくなるよ」なんて耳元で囁かれる。顔が赤くなるのが自分でも分かる。あぁくそ。こいつには敵わねぇ。




-End-


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秋まだ未プレイだから郁の口調分からないよ\(^p^)/

そして久しぶりに書いたからgdgd。
落ちの無理矢理感が…w

駄文サーセン

お題はツイッターの萌える話@キュンとしたらRT(@moekyunbot)様からお借りしました




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