だいすきだいすきちょーだいすき



『君の好きなとこ-成宮鳴-』



まあ一也ってば、いけめんなんだ。
しかもただのイケてるメンズじゃないんだよ。
女の子たちからのきゃあきゃあ黄色い歓声なんて毎日だし、街歩いてるだけで逆ナンとかされちゃうんだから。
って言ったら鳴もだろって前言われたけど。でも一也に見てもらえなかったらおれはいる意味さえ無くなっちゃうんだから、そんなのはいらないんだ。
それくらいイケメン。世界一のイケメン。
それでも一也はおれを選んでくれた。
何でだと思う?実はおれにも分からない。
ずっと前に聞いたら、鳴ちゃんだからって言われた。
うん、さすが一也。わっけわかんない。
でもそれでいてあいつ実はすっげー性格悪いんだよ。
意地悪だし腹黒だし。でもそんなとこも全部だいすきなんだけどさ。気にならないんだけどさ。
毎日好きって気持ちが大きくなるから、たまに辛すぎて泣くけど、全部受け止めてくれるから、実は全く大丈夫で幸せ。

「一也、好きだよ」

毎日言うよ、死ぬまで言うよ、本当に本当に好きだから。

「俺もだよ」

その言葉が、最高の笑顔と一緒に返ってくる限り。




『君の好きなとこ-成宮鳴-』



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