05:世話焼きマーメイド 6 / 7

そして弁当ーってわちゃわちゃやってたら仲良くなった。らしい。

ほとんど顔合わせてない同士。すごい。



「そん時に弥生が『こいつギター』って登指差して、あぁそうなの、って思ってたら登は前言ってた人かぁとか言って嬉しそうな視線向けてくるし、香月がバンド?楽しそう混ぜて!とかって。やらざるを得なくなったというか」


ほぼ強制なんですね。
仕方がないな、といったように魚住先輩が笑う。


「まぁあいつらといるの、楽しいし。弥生ありがとーって感じなんだけどな」

心底、楽しそうに。
魚住先輩は優しく笑う。



「魚住先輩の弁当がみんなを繋いだから魚住先輩ありがとーって感じじゃないですか?」

「ふふっ、それもな。弁当ありがとーって」


4人分を分けて作るのが面倒くさくて重箱にしたのかな。



話が終わるタイミングを図ったかのように、3人が現れ始める。

魚住先輩から箸を受け取って、やっぱり、幸せそうに口へと弁当を運んでいくのだ。




弁当様魚住先輩様
こぉんな素敵なバンドの人たちを繋いでくれてありがとうございます。





≪≪prev




しおりを挟む
back




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -