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お礼文は『祝・留伊の日(10/1)』です。








(10/1は留伊の日とのことで普段に無いデレっぷり)




「留!!留は居る!?」

用具倉庫の戸を開けた伊作は泥だらけで、そこへ辿り着くまでに一度蛸壺に落ちたようだった。

「何だ伊作、真っ黒だぞ。相変わらず可愛いな」

そう言って首に巻いていた手拭いを取って顔を拭いてやる。

「留の匂いがする…」

照れながら有り難うと呟いて俯いたがすぐに顔を上げた。

「じゃなくって!!今日が何の日だか知ってる!?」

両手で襟元を引っ張って、尋常でない焦り方に留三郎も顔色を変えた。

「何か、重要な日なのか?…誰かの、命日とか?」

「ちっがーう!!何さ、命日って!!誕生日とかならまだしも命日って!!意外に天然キャラ狙ってるのか!?」

「んな訳ねーだろ!!何だよ、はっきり言えって!」

真剣に考えたつもりだったのに、と顔を赤らめて留三郎がそう言うと、一度深呼吸した伊作が人差し指を立てて言い放つ。

「今日は10月1日、そう、留伊の日!!僕等の日なんだよ!!」

「おお〜!!よく恥ずかしげも無くそんな台詞が言えるな、お前」

「え?何で?嬉しくない?」

予想外の反応に伊作が体勢を崩し、足元にあった材木を踏んで尻餅を付いた。
想定内の行動に留三郎が溜め息を付く。

「…お前なあ、そんなに浮かれなくても―」

伊作の手を取ってよっと体を引っ張る。
立ち上がっても更に引き付け自分の胸に収めた。
一気に甘い空気に包まれる用具倉庫。

「…留?」

「別に特別な日じゃなくても、俺等はいつも一緒だろ?俺はこうやっていつもお前を助けてやるし、いつも想ってるし…」

「…うん、そうだね。やっぱり留って格好良い」

伊作が留三郎の胸に頬を擦り付ける。

「ただ、嬉しくてさ。世の中の留伊ファンの女子が一斉に僕等の漫画だとか小説だとか腐向けとか書き出すんだよ。それって凄くないか?」

「…おー、確かに。じゃあ、来年も書いて貰えるように頑張ろうぜ」

「頑張るって、どうやって?」

「…取り敢えず、今いちゃいちゃしておこう」

「うむ、そうしよう」

そう言って二人が顔を近付けた瞬間―

「…食満先輩、すみませんが、続きは長屋でやって貰えねえですか?その…後輩達も見てますし…」

恐る恐る作兵衛が声を掛けた。
その後ろでしんべえと喜三太がキャーと赤い顔で喜んでいる。

「あれ、みんな居たのか」

「ごっめーん!!性急過ぎたね〜!ほら、留。部屋に戻ろう♪」

「…」

その後作兵衛は「何が留伊の日だよっ!」と日めくりカレンダーを一日早く破りましたとさ。








駄文で失礼致しました(*_*)有り難う御座いました☆






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mokuji


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