Novel
8 なんかぐだぐだな日常で

【8 NOTE 】



不定期連載【モノクローム アクト】



前話なんか、急展開過ぎたきがする。。。



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『おっそうじ、おそうじルンルンルーン♪』


リナリーちゃん。ただいまお掃除中!


なぜ急に掃除をはじめたかって?


それは…


  アリスが遊びにくるから!!


  コホン。正確にはお泊りです。


『お茶の用意とおーかーしっ♪さてさてお菓子作りをスタートしましょう』


この間、ボリスとグレイと買い物に言ったときに買ってもらった餡子とタピオカ。


アリスは和菓子を知らないだろうし、タピオカも珍しいものだろう。


そう考えた僕は、餡子で練りきり・タピオカでタピオカミルクティーを作ることにしたんだ。


『でも…うーん。クッキーも焼いておこうかな』


====レッツクッキング!==========

薄力粉
砂糖
バター
をまぜあわせ、2つに分けます。

片方にはココアパウダーをいれます。

それぞれを正方形に成形し、冷蔵庫で寝かせること30分。

オーブンにいれ170度で20分焼けば…市松クッキーのかんせい!


餡子も同じく、粉を入れて鍋で濃し、成形して完成。


さぁここから!本場のロイヤルミルクティーの作り方!!(作者のレシピですw)

まず、鍋に水、200ccをいれ、沸騰させる。

そこで茶葉を入れるのですが、ミルクティーにはやっぱりアッサムですよね!

を、20グラムいれます。

そこでタイマー1分10秒。

そこで、牛乳を400〜600cc(お好み、人数分で)をいれ、3分間煮詰めます。

いい色合いになったら、火を止め、茶漉しなどで漉し、カップに注いで出来上がり!


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『でも、今回はアイスミルクティーなので冷やします』



冷蔵庫で冷やしている間、タピオカ粉を溶いて、茹でて、タピオカを作ります。



お菓子が完成して、アリスを迎える準備ができたとき、ちょうど時間帯がかわった。



『もうすぐアリスが来るし、着替えて迎えに行こう』



キッチンから出て、部屋の入り口から右側の戸を開ける。



そこは僕の仕事部屋、兼書斎部屋。



左右の階段の右側を上り、衣裳部屋にむかう。



そこには、今までデザインしてきた洋服、和服、ドレスなどがカードとして管理されている。



『ここはやっぱ和服?浴衣ドレス?』



・・・・・・



悩んだ末、上が白、スカートが黒の浴衣ドレス…らしきものにしてみた。




『ちょっとスカートが短いけど、ま、いっか。アリスもう門まできてるかなー』





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門の手前まで歩いていくと、双子君たちとアリスが話しているのが目に入る。



『アリスー!っ』



相手にもわかり易いように、大声で手を振りながら駆け寄る。



「リナリー!このたびはお招きありがとう」



『うん!アリスが来てくれて僕も嬉しい。こんなとこにいないで、早く僕の部屋に行こう?』



「そうね。行きましょうか」



《ちょっとお姉さん!こんなところってのは無いよ!》などと、後ろから声が聞こえるが、当初の目的はリナリーだとアリスは把握していた。



そのため、これからしつこくなるだろう双子らに背をむけた。






他愛もない女子同士の雑談を楽しみながら、僕の部屋へ続く2階の廊下までやってきた。




「リナリーの部屋は、エリオットたちと同じ重役の階にあるのね?」



『うん…。普通の客室でいいって言ったんだけど、自分の部屋から近いとかなんとかで此処にされた・・・』



本人は西階段まで歩くのが面倒らしく、食堂横の階段をあがってすぐのところに僕の部屋を用意して(された)くれた。



「あら。こんばんはブラッド。奇遇ね、お邪魔させてもらっているわよ」



アリスがブラッドを見つけて、声をかけた。



『ホントだ。珍しく2階にいる』



ブラッドはここ最近、サボりにさぼっていた仕事を片付けるために、自室に篭ることが多々あった。



「こんばんは。これから”ちょうど”君の部屋に行くところでね。私もご一緒させてもらおう」



『それはべつにいいけど…仕事終わったんだろうな?』



「ああ…」



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「わぁ…。ここがリナリーの部屋ね。ブラッドの部屋より広いんじゃないかしら?」



アリスは首をかしげる。



家主の部屋より、客室の方が広いことに、だ。



「ふむ。……魔法か」



『さっすが帽子屋!せーかい!』



いきなり当てられたことに、鋭い嫌味をこめ睨みながらそういった。



「は? 魔法って・・・」



またもやアリスが首を振る。



これ以上干渉されては話が長引くと判断した僕は



『お茶にしようか』



少し声のトーンを差げ、意味ありげに場を沈めた。




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=夜=



「リナリーも夜に眠るのね」



そういうアリスも、毎晩就寝しているという。



『うん。なんか落ち着かないだろう?』



「ええ。で、なぜ私はこのふりっふりのネグリジェを着なきゃならないわけ?」



アリスが手にするのは、ピンクのレースがふんだんにあしらわれた寝巻き。



『それ実はブラッドが僕にくれたんだけど、着る気ないからアリスに押し付けることにしたー!』



「わっ」



そういいながらアリスに抱きついてみた。



驚きはしたものの、アリスは優しく髪をなでてくれる。



「そろそろ寝ましょうか。」



『うん…』



欠伸を抑えながら、仲良くベッドへもぐり、就寝した。



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「お姉さんもう帰っちゃうの!?」



翌朝、アリスは仕事の都合上帰り支度をして門へ向かった。



「ええ。そろそろお暇するわ。リナリーありがとうね!」



『こちらこそ!またあそびにきてよー?』



「もちろんよ」



軽い挨拶を交わし、アリスは帰っていった。



『結局ネグリジェ着てくれなかったな・・・・絶対似合うのに』



そう一人つぶやきながら部屋へもどった。






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〜あとがき〜

なんか今回は何をしたいのかがわからない話になりました。
お泊りでアリスとリナリーの距離は縮まりましたが…。
ま、まぁまた次回です。

おやすみなさぁいぃぃっ!!

〜siki〜




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