Novel


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_ドサ


不機嫌なボスに連れられて、ブラッドの私室のベットへと降ろされた。


意味がわからず、ただただ沈黙が続く。


その沈黙を破ったのはブラッドの、低い声だった


「なぜ泣いていたんだ」


僕の頬を、ブラッドの優しい指がなでる。


落ち着いた声と、そのやさしい手つきで、安堵のためか涙が出る。


「なっなぜ泣くんだ…」


ブラッドは慌てて涙をぬぐう。


『…だってあんなこと言うから。ぼくは、君のことが…好きだよ。でも嫌われているみたいだね。
キスだってナイトメアへの対抗心みたいなものだったし、君にとって僕はなんなのさ!?…』


次から次へと滴る雫。全部言い切ったおかげで涙が止まらなくなった。


『!?』


視界が天井へとかわる。ブラッドに押し倒された。


「私は君が大事なんだ。そんな君が他の男のところへ…しかも口付けをしていたことが、許せない」


「私が悪かった。…リナリー」


優しく名前を呼ばれる。それだけでだいぶ心が軽くなる。


『んっふ…っ』


「ん、は…」


上から、やさしいキスが落ちてくる。


あたたかで、やさしい。


『っ!?』


ブラッドは舌で首筋を這いながら、ステッキを手にした。


_シュ


視界が眩い光に包まれ、思わず目をつぶる。


恐る恐る目を開けると、メイド服へ着替えさせられていた。


『やっぱりそういう趣味がおありで…』


「君は華奢な体で声も高い。外見にそぐわず中身はドスグロいほど知的だ。ならば外は甘く、中は苦く。」


『は、はあ…』


なんだかんだでぐだぐだな一日であった。



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〜あとがき〜

良いとこで切れませんでした!ごめんなさい!
でも一応?ボスとリナリーをくっつけ(無理やり…)ました^^
はてさて次回、どうなるか!?
ではまた次週!アデュー!

〜siki〜

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