Novel
=============================================
_ドサ
不機嫌なボスに連れられて、ブラッドの私室のベットへと降ろされた。
意味がわからず、ただただ沈黙が続く。
その沈黙を破ったのはブラッドの、低い声だった
「なぜ泣いていたんだ」
僕の頬を、ブラッドの優しい指がなでる。
落ち着いた声と、そのやさしい手つきで、安堵のためか涙が出る。
「なっなぜ泣くんだ…」
ブラッドは慌てて涙をぬぐう。
『…だってあんなこと言うから。ぼくは、君のことが…好きだよ。でも嫌われているみたいだね。
キスだってナイトメアへの対抗心みたいなものだったし、君にとって僕はなんなのさ!?…』
次から次へと滴る雫。全部言い切ったおかげで涙が止まらなくなった。
『!?』
視界が天井へとかわる。ブラッドに押し倒された。
「私は君が大事なんだ。そんな君が他の男のところへ…しかも口付けをしていたことが、許せない」
「私が悪かった。…リナリー」
優しく名前を呼ばれる。それだけでだいぶ心が軽くなる。
『んっふ…っ』
「ん、は…」
上から、やさしいキスが落ちてくる。
あたたかで、やさしい。
『っ!?』
ブラッドは舌で首筋を這いながら、ステッキを手にした。
_シュ
視界が眩い光に包まれ、思わず目をつぶる。
恐る恐る目を開けると、メイド服へ着替えさせられていた。
『やっぱりそういう趣味がおありで…』
「君は華奢な体で声も高い。外見にそぐわず中身はドスグロいほど知的だ。ならば外は甘く、中は苦く。」
『は、はあ…』
なんだかんだでぐだぐだな一日であった。
======================================
〜あとがき〜
良いとこで切れませんでした!ごめんなさい!
でも一応?ボスとリナリーをくっつけ(無理やり…)ました^^
はてさて次回、どうなるか!?
ではまた次週!アデュー!
〜siki〜
=======================================