Novel
6 誤解と後悔
【6 NOTE 】
不定期連載【モノクローム アクト】
デジタルイラストむずかしや…
日記も更新してマース。
紅茶の入れ方など、写真の解説も!
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『……と、言うわけだよ』
ナイトメアに口移しで薬を飲ませている瞬間を、ブラッドたちに見られてしまった。
今、目を見開いて硬直していた変質…いや友人たちの誤解を解くため、ある程度の状況を説明した。
エ「そ…そうか!。びっくりしたぜー。その…リナリーから…」
『それ以上喋ったら耳引きちぎるぞエリオット』
エ「なんでだよっ」
なんでだよ?
見て解るだろこの殺気が!!
さっきからブラッドの機嫌が悪いんだよ!
そこでエリオットがまた余計なことを言うと…ってことだよ!!むかつくなぁ!!
という内心は隠しておこう。うんうん。
『ってなに逃げようとしてんの?はい?誰のせいでこうなったんだっけ?』
そういって逃げようとするナイトメアにカードをちらつかせる。
ナ「わわわかったからカードをしまってくれ!!」
グ「仕事してください。今度ばかりは許しませんよ」
なぜかグレイからも不穏な空気が…
『なんでブラッドもグレイも不機嫌なの?糖分足りない?』
ブ「はぁ……」
グ「リナリー…」
ん?ん?
二人して僕をがん見してくるんだけど。
なぜ?
『僕は帰るよ。グレイの頼みってのも遂行したし、これ以上この殺気立った部屋に居たくない』
あてつけのように吐いて部屋を出る。
ブ「私たちも帰るぞ。エリオット」
エ「お、おう」
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部屋を出て数分、塔の外まで来た。
帰るだけなのに、ブラッドは不穏な空気のままだ。
『なんだか疲れるし…エリオット!ん!』
そういって両手を広げた。
エ「どうしたんだ?」
『僕疲れたから。歩きたくない』
そういうと、そういうことか、と納得したエリオットは、僕を抱えてブラッドと帰路を歩く。
エ「リ、リナリー?」
『ほんとにはえてるんだもんなぁ…』
エリオットが何か言ったようだが、耳が気になる。
なぜ生えてるんだ。
意味が解らない。
耳について頭を悩ませながら、僕らは屋敷へと帰った。
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