13 初めの出会いは必然に?
【 NOTE 】
不定期連載【クロワール ラヴィット】
なんか急にシリアスになってしまった。
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「なぜ利用されていると断定できるんだ」
顔を上げる。ユリウスの目はとても真剣で、私とは大違いだ。
利用されているに決まっている。
いつだってそうだった。お母さんも、友達もみんな、みんな。
〈大ウソつきだ〉
「凪?」
ユリウスの声にはっとする。
「い、いや、なんでもないよ。もしかしたら私の思い込みかもしれない。
でもナイトメアは笑ったんだよ」
そこが判決のカギとなった。
彼は心を読んで笑った。
アリスの小瓶を見た時の、彼のあの訝しげな…
それすらも嘘だというのだろうか。
考え込む私を見て、ユリウスがおでこに手をかざす。
「おまえっ すごい熱じゃないか!!」
・・・・・・
「え」
なんかこれ知恵熱っぽいけど、私もう大人の年だよ!?
なんでぇぇぇぇ……
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お布団を顔ぎりぎりまでかけられる。
ユリウス曰く、絶対安静の図、だそうだ。
(ユリウスの介抱なら甘えとこっと)
そう思い、ありがたくのんびり休ませてもらうことにした。
「ユリウス。……暑い」
正直、季節感のないこの世界で、布団だけを思いっきりかけられると暑いのだ。
「ん? ああ、すまん。今粥を持ってくるからまっておけ」
(ユユユユリウスが優しい!! やばいうれしい)
おとなしく待つこと20分。
「ほら、口を開けろ」
……。
「あ、あーん……」
ぱくり。
その瞬間、私が猫舌だとかいうのも忘れるくらいおいしかった。
(ユリウスってなんでもできるよなぁ)
「くっぶ」
「?どうしたんだ」
「なななんでもないです!!」
あー吹きかけた。
一瞬、ユリウスが給食当番してる図を想像してしまった。。。
似合ってたのが怖いっ
まぁでも、こんな日々もいいと思える私は、幸せなんだと思った。
ずっとずっと 続いてくれますように。
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〜あとがき〜
なんかグダグダです・・・
↑(いつもだろ)
なんかネタがつきましてですね。
なかなか筆が進まないゆうにスランプでござりまする。
ではまた次回…
〜志紀〜