13 初めの出会いは必然に?

【 NOTE 】



不定期連載【クロワール ラヴィット】


なんか急にシリアスになってしまった。


==============================


「なぜ利用されていると断定できるんだ」



顔を上げる。ユリウスの目はとても真剣で、私とは大違いだ。



利用されているに決まっている。



いつだってそうだった。お母さんも、友達もみんな、みんな。



〈大ウソつきだ〉



「凪?」



ユリウスの声にはっとする。



「い、いや、なんでもないよ。もしかしたら私の思い込みかもしれない。
でもナイトメアは笑ったんだよ」



そこが判決のカギとなった。



彼は心を読んで笑った。



アリスの小瓶を見た時の、彼のあの訝しげな…



それすらも嘘だというのだろうか。



考え込む私を見て、ユリウスがおでこに手をかざす。



「おまえっ すごい熱じゃないか!!」



・・・・・・



「え」



なんかこれ知恵熱っぽいけど、私もう大人の年だよ!?



なんでぇぇぇぇ……



==============================

お布団を顔ぎりぎりまでかけられる。



ユリウス曰く、絶対安静の図、だそうだ。



(ユリウスの介抱なら甘えとこっと)



そう思い、ありがたくのんびり休ませてもらうことにした。



「ユリウス。……暑い」



正直、季節感のないこの世界で、布団だけを思いっきりかけられると暑いのだ。



「ん? ああ、すまん。今粥を持ってくるからまっておけ」



(ユユユユリウスが優しい!! やばいうれしい)



おとなしく待つこと20分。



「ほら、口を開けろ」



……。



「あ、あーん……」



ぱくり。



その瞬間、私が猫舌だとかいうのも忘れるくらいおいしかった。



(ユリウスってなんでもできるよなぁ)



「くっぶ」



「?どうしたんだ」



「なななんでもないです!!」



あー吹きかけた。



一瞬、ユリウスが給食当番してる図を想像してしまった。。。
  



似合ってたのが怖いっ



まぁでも、こんな日々もいいと思える私は、幸せなんだと思った。




ずっとずっと 続いてくれますように。



==============================
〜あとがき〜

なんかグダグダです・・・
↑(いつもだろ)
なんかネタがつきましてですね。
なかなか筆が進まないゆうにスランプでござりまする。
ではまた次回…

〜志紀〜

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -