6 ACUTE
【 6 NOTE 】




どうしてこうなったんだっけ。




うん それは僕のせい。




誰もが全て僕のせいと言う。




傍観者だなんてセリフ。




かすりもしなっかった。





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今は夜の時間帯。







いつもの雰囲気でお茶会…かと思ったが






期待を裏切ってブラッドの私室でお茶会を開いていた。






この場には、双子、エリオット、ボスに僕。







そして   猫。






なぜだ。なぜこの場で 猫とマフィアなんぞに囲まれにゃいかんのだ。







僕は辺りの雰囲気を察し、沈黙を破ることにした。







『ねぇ?どうしてブラッドは僕を此処に連れてきたの?』






できるだけ普通の子を装う。






それに気づいたのかブラッドはクスッと笑い、言葉を繋げた。






「ああ。そうだな…。私の下で働かないか?」






___ブチっ






ん?






なんの音かって?





それは僕の思考がはちきれた音さ。





スゥ__





僕は大きく息を吸い込んで、意味のない言葉の羅列を口走った。





『まず、僕の頭の中を整理しようか。なぜ僕はワンダーランドに連れてこられたんだ。問題はそこだ。
それに何で帽子屋屋敷にいるんだ。しかもボスの私室に。しかも元の世界には帰れないと断言する夢魔は
いったい何様のつもりなんだ。馬鹿なのか。そうかあいつは馬鹿だった。ああーグレイが可哀想。あ
でもピアスもか。いつもいつもボリスに追いかけられて気の毒だなぁ。ていか早く元の世界に返せよ。
マジで返せっつってんだろうがよぉ!!』






あーあ。





裂けた。





死んでも開けないはずの口が裂けた。






どうするんだよこれ。雰囲気がチーンて効果音なるくらいに静まり返ってるぞ おい。






マジでなにこれ何フラグ?







ていうか!!落ち着こう僕!!






「お嬢さんはなかなか面白いやつだな…。で、滞在はきまりだな」





「早速 部屋を用意させよう。私の部屋の隣に。」






え”





マジっすか。






隣って。





いやぁ待て待て!!






人の話を聞け!





『勝手に話を進めない!!僕は時計塔に滞在しているんだ!』







「なら此処に移ればいいだけの話じゃないか?」






でも…






『僕の滞在はユリウスが勝手に決めたんだ。何か考えのことがあってのことだと思うんだ。
しばらくここに滞在しろって言われてるしさ』





僕が言い切るとエリーの耳がひょこひょこ動き始めた。




…ひっぱりたい





「それこそ勝手、なのだろう。屋敷に移れ。門番たちに荷物を取りに行かせよう」




こうまで言われれば言い訳ができない。




仕方なく僕は帽子屋屋敷に滞在することとなった。




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〜あとがき〜

はじめましての方もそうでない方も こんばんは!
連載とうとう帽子屋編に入りました!
ん〜オチは未定なはずだったんだけど、ブラッド寄りかなぁ。
短編もそのうち更新致します!
では次回もよろしくです!


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