10ACUTE
【 10 NOTE 】










今話は様々なファンタジーな展開になります








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『…ここがクローバーの塔。』














(絵で見るよりすごい迫力…)
















『おじゃましまーす。』
















警備がいなかったので塔の中に入れた。

















ん?と 見知った場所がある。















(ボリスのドア?)















(気になる…罠かもしれないが入ってみよう)














一歩ずつ警戒して空間へと足を踏み入れた。












ゴツンッ












『わっ!?』
















ドアを抜けた瞬間、何かに直撃した。
















そして その場の全員が僕を見ている。

















ナイトメア、ハートの面子に帽子屋。そしてアリス。
















役持ちが領主の部屋に大集合…?

















『えーと…。』















とりあえず、とおもって出した言葉。
















「ああ。結構早かったな。わかりやすかっただろう?」















ナイトメアが話す。

















どうやら先刻 僕が通ったドアの話のようだ。















『全然。罠かと思って構えてたんだけど』















ほら、と 装備していたカードをちらつかせる。
















「すすすまなかったな!とりあえずカードを仕舞え!!な!?」


















僕は仕方なくおとなしくカードをしまった。
















『で、何か僕に用?僕も相談を持ちかけに来たんだけど』














ああ と納得したナイトメアは説明を始めた。












「君のことを知らない奴もいるだろうから、と説明と自己紹介をだな…」











もごもごと頼みづらいのか言葉を濁す












(こいつめんどくさい…)












『じゃあまず簡単な自己紹介から。』












『僕の名はリナリー=ストラブラッド。帽子屋屋敷に滞在しています。














これからよろしく』













簡単な説明を終えるとふ、と気づく。
















(ユリウスが…塔がない…)














『ねぇ?ナイトメア。塔の一室。空間転機してもいい?』















ナイトメアは僕の思考を悟ったのか いいぞ と返事をくれた。














「ついでに君のことを教えてやるといい」












(そっちが本望だろ!)













僕は床に膝をつき、手をかざす。













すると僕を囲むように魔法陣が現れた。















『空間転機魔法。ニサリー・アクト 。発動』
















一瞬にして僕の服は戦闘服に早変わり、それと同時に廊下を走る














ドタドタという音が響いた。












『怒ってるよねー…』













「あたりまえだ。ばか」











ドアが開く。そこに現れたのはユリウス。











そう。僕がよんだ。










塔の一室をハートのユリウスの部屋とリンクさせたのだ。










「馬鹿者が!!あれほど出歩くなといっただろう!?」











『え?そっち!?勝手に転機させたことじゃなくて!?』













はぁ とため息を漏らす。


















「あのー。お取り込み中悪いんだけど これどういうこと?!」
















ボリスが尻尾をゆらゆらさせて問をなげかける。













「ああ。彼女、リナリーはアリスと同じ余所者で 魔女だ」

















「 「 「 「 「 魔女!? 」 」 」 」 」


















アリス、ボリス、グレイに双子。ペータが声を合わせて聞き返す。














『ちょっと双子くん。君たちまで驚く必要ないだろ』












「だってリナリーお姉さん!魔法は使っていたけど魔女だなんて思わなかったんだよ!!」















「そうだよ!ボリスみたいなのかと思ってたんだよ!!」
















ああ。忘れてた…。

















反応もそれぞれ。






















ペーターはキラキラ目を輝かせて僕を見ているし、





















エースとボリスと双子は興味津津に。





















ビバルディとブラッドは優雅に。




















エリオットとピアス、グレイは驚いたようにきょとんとしている。














「ねぇ?あなたも余所者よね?!同じ目標に向かって仲良くしましょう!」












(間近で見るとロリーナに負けてないと思うんだけど)

















『ああ!僕はリナリー。アリスと呼ばせてもうよ』

















「もちろん!」





















その時、時間帯が夜へと変わった。























「あ!仕事の時間だわ。じゃあまた今度ゆっくり話しましょう!」




















『ああ。ではまた』




















この部屋からアリスだけが退室した。


















どういうことだ と言わんばかりにナイトメアを睨む。













「さて。本題にもどろうか」










『本題?やっぱり…』










ナイトメアの言う本題とは












僕も持ちかけにきた話では、と予測はついていた。







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エンド


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〜あとがき〜

次回は会議?
はてさて今後どうなりますか…!
ではまた次回もよろしくお願いします!!

まゆら

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