「アーリースーっ!」
『あらボリス!どうかしたの?』
ここは時計塔。ユリウスの珈琲を入れている途中
ボリスが来た
「遊ぼうぜ!あんたの嫌がる遊びじゃないから安心してよ」
『分かったわ!ごめんユリウス少し出かけてくるわ
なにか要りようのものはある?』
「心配ない。早く行け 遅くなるなよ」
『はーいっお父さん!』
アリスは楽しそうに部屋を出て行く
ドアの向こうで珈琲を噴出す音がしたが
アリスは気にしない。
『ねえ?ボリス 』
アリスの肩からひょいっと顔を出すボリスはかわいい
「ん?どうした?」
『ちょっと買いたいものがあるんだけど良いかな?』
「いいぜ!でも何を買うんだ?」
『ユリウスの髪を結うリボン!』
「えー?妬いちゃうなぁ・・」
ボリスの耳と尻尾は急に下がる
『じゃあボリスの会合時につかうリボンも買いにいこ?』
「! いくいく!アリスありがとなっ」
『どういたしまして』
ボリスはかわいいなぁ
態度が分かりやすいし一緒にいて楽しいし
それに・・・センス良さそうww
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結局アリスの見立ては当たって
ボリスはセンスが良かったww
ユリウスのリボンは 黒地に藍色のラインが施してあるリボンにきまった
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『ユリウスただいまー!
あのねユリウスに渡したいものがあるの!』
にゃー
「なんだ?心配はいらないといったのに」
『ユリウスの髪を結わくリボン!ねぇ?つけていい?』
にゃー
「!っ はぁ・・好きにしろ」
にゃ・・・
『似合うー!!カッコいい!「にゃあぁ!!」
・・・・・・・・
「なんだ?さっきから」
『かわいいー!ボリスがやきもち妬いてる!!!!』
「チェシャネコ・・・」
ユリウスの目線の先はアリスのポケット。
猫姿のボリスがすっぽり収まって
ユリウスを睨んでいる
フッ と音を立て人間の姿に戻ったボリスは
アリスに勢い良く抱きつく
『うわぁっ?・・ボリス?』
・・・・・・・
「・・・・寂しい」
『! っボリス大好き!!!』
「そこで言われてもうれしくないっての・・・・」
『ボリス 大好き。』
「愛してる アリス」
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