『ねえ、神宮寺クンは私のこと好き?』


誰にでも愛想を振りまく彼にそんなことを質問する。

「もちろん。レディのことも好きだよ」


(も)か…
私もたくさん戯れる女の子と所詮は同じ扱い
はやく、神宮寺クンから身を引いた方がいいのだろうか。いつも同じ質問をすれば、同じ答えが返ってくる。そんな遊びにはもお、飽きた。




『ねえ、神宮寺クンお遊びはこれでおしまい。』

さっきとは打ってかわって心機一転
突然のことで驚いただろう。手をヒラヒラとさせて来た方向に戻ことにした。


ガシッ。
突然捕まれる腕
『へっ?』


くるっと神宮寺クンのとこに向けられれば
そのまま肩に手を置かれる。
『(ち…近すぎる//)』


「誰がお遊びだっていったかな?」

ニヤリと笑う神宮寺クン。
『えっ?それはどーいう…』


「こーいうことかな」
そのまま、私の肩に顔をうずめれば、腕を背中に回されぎゅっと抱き締められる。


「心臓。ドキドキしてるね」


『こ、こんなことされたらドキドキするよ…』

「ほんと、かわいいね」
くしゃっと笑う神宮寺クンにまた心臓がはやくなった





「ふっ、俺だけのレディになる覚悟はあるかな?」
そういって、優しく頬にキスを落とされた。