『えーっと…』
どうしたらいいのだろう。目の前には瓜二つの人が私の先で口喧嘩をしている。停めた方がいいのだと心では思ってる。
思ってるんだけどね
「トキヤより僕のが好きだよね?」
『…』
うるうると仔犬のような目で見てくる。あーっ、幻覚か。彼にしっぽまで見えてきた。
「HAYATO。何を言っているのですか。彼女は私のパートナーです。手を出されてはこまります」
「えへへーっ。何言われても僕のなまえちゃーん!」
ガバッとゆう効果音がつけば私に全力で抱きついてくる。
「なっ…離れなさい!HAYATO」
停めるタイミングというか私が原因のような気がして止められないんです。
困ってる私をよそにHAYATOはお構い無しに抱きついたまま。
「なまえいいにおいするーっ。」
私の肩に顔を埋めればそんなことを言ってくる。
『…//』
あんましこういうことされると慣れてないから照れてしまう。
「あれっ?もしかして照れてる?可愛い〜!!ツンツン」
私のホッペをプニプニつついてくるHAYATO
『(お願いだからやめてくれ。)』
段々と照れから苛立ちに変わってくる。いや、ほんとに誰か助けてほしい。
「………HAYATO。いい加減にしなさい。」
ベリベリと私からHAYATOを離してきたトキヤ。ナイスです。
「えーっ。やだやだなまえちゃんから離れたくない。」
プクッとほっぺたを膨らますHAYATO。
「あなたの都合で彼女が困っているでしょう。」
「ねえねえ。トキヤ?」
私を助けてくれたトキヤ。でもその言葉を無視してHAYATOがトキヤに呼び掛ける。
「…」
「もしかしてさあ〜?」
「…」
「トキヤもなまえちゃんをぎゅってしたいのかにゃ〜?」
「なっ///!!そんなことあ…あるわけありません!!変なことを言わないでください。」
「あれれ〜?トキヤ顔赤いよ?」
『トキヤ……そんなこと思ってたんだ。』
普段はそんなことあんまり言わないからすこし新鮮。
『ほら、おいで〜』
両手を大きく広げる。
絶対にこないってわかってたから少し冗談も混ぜてみた。
ガバッ
『えっ//』
「あなたが、抱きついてもいいといったのですよ。」
絶対に絶対にないっておもってたのに予想外。あたふたする私。まさかと言う顔をしているHAYATO。
「HAYATOばかりになまえを取られては困ります。」
背中に回された手に力が入る。
『//』
「トキヤずるいーっ!僕もなまえちゃんに抱きつきたい!いいもん。トキヤが離れたらいーーーっぱい抱きつくから」
「HAYATO?」
抱きついたままの状態でHAYATOに呼び掛ける。
「今日はなまえを離す気はありませんよ。」
『///』
「えーっ!?はやく離れてってばあ!!!」
トキヤをはがそうとするHAYATO。さっきとは真逆。それでも一向に離してくれる気配がないトキヤでした。
***
アンケートたくさんの投票やご意見ありがとうございます。
その中でトキヤとHAYATOの双子設定がみたいと言うご意見をいただいたのでかいてみました。
やはり、二人はかわいい!!←
これからもアンケートへの投票やご意見お待ちしております。
※リクエストをいただきましたがいま作成中ですので少々おまちください。お待たせしていて申し訳ございません