礼拝堂
校舎の東に立つひっそりとした建物。ステンドグラスとパイプオルガンのある、祈りの間。朝礼が行われる他、学院の生徒であれば自由に出入りすることができる。
未明の庭
中庭。校舎と四棟の寮の間に広がる、少年たちの憩いの場。噴水とベンチの広場、梢、パーゴラなどが点在し、両側は森に囲まれている。
名前の由来は、「人生を八十年とし、二十四時間に照らし合わせたとき、学院の生徒たちは夜明け前の頃にあたるから」。
裏庭
蛇苺と蔦が生い茂る、寮の裏手の少年たちの遊び場。大きな池があり、浮かべてあるボートは自由に使用できる。
寮
東から順に、青寮、赤寮、白寮、黒寮の順で並ぶ四棟の寮。カーテンと風見鶏、エントランスホールの床の色がそれぞれの寮を象徴する。
校舎
煉瓦造りの威厳ある、少年たちの学舎。正面を通りに向けて建っており、中庭、寮、裏庭はすべて、表通りから見ると校舎の裏に隠れる。
前庭
芝生と花壇の美しい、青銅門から校舎へ繋がる短い庭。〈春に接吻ける天使〉のブロンズ像が置かれている。
青銅門
学院の入り口に聳える立派な門。これを登って乗り越えるのは、なかなかできることではない。生徒がくぐるのは、長期休暇に家へ帰るときだけである。