序章


 それでも明日はやってくる、だとか毎日は過ぎていく、だとか。他愛ないような顔をして、最初に言った人は一体誰だったのだろう。
「では、最後にこの学校を志望した動機は?」
「はい」
一体、どんな気持ちで、言ったのだろう。
「―――禁書を、読みたくて。それだけです」


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