エソラノート
思いつきと空巡っ子を愛でるだけ
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▽少年未明
まだ設定段階でいつ出せるか、続けられるかも分からないのですが、全寮制カトリックの学院をベースにしたSSを放り込む場を作ろうかと考え中です。
明治時代あたりをちょっと意識した、開国後の西洋化を急ぐ日本の、ヨーロッパを真似た学院で暮らす生徒たちの話がぽつぽつ書きたくて。
男子校なので同性愛の要素を含みますが、表向きにキリスト教があるので、全体としては「愛じゃありません、友愛か、飯事です」みたいな雰囲気の、遊びと恋と倒錯と憧憬がごっちゃに入り乱れた人たちということで。
仮ですが設定だけ、一段落ついたので上げてみます。
全寮制(13〜18)
生徒が互いの身分や家柄に囚われない公正な心を養うため、名字を名乗ることは卒業式の日まで禁止。
六年(18)
東雲
青寮寮長。知性と物腰から育ちの良さが窺えるが、いつもぼんやりしており、謎めいた人物。あまり勉強をしているように見えないが、学力はトップクラス。一人で行動することが多いが、時々、巴に頼る。
「さあねぇ、おれ寝てたからなあ。巴に聞いてごらん?」
巴
赤寮寮長。長い黒髪を高く結んでいる。剣道と空手が得意で、何事もきっちりした性格。目付きが鋭い。東雲と対等に話せるくらい頭がいいが、そのぶん勉強もしている努力派。
「またあいつ……いえ、東雲が来ていないんですか。探してきます」
糸春
白寮寮長。病で一年休学しているため、他の寮長たちより一歳上。おおらかで信心深い。人を強く叱ることは嫌いで、すべての人間は愛されてこそ正しく生きられると信じている。
「どうした、何か悩みがあるのか。話してみるか?」
路尾
黒寮寮長。華道の家元の息子で、本来は身分を明かさないことが原則ながら、家のしきたりに従って学校を休んで帰らなくてはならないことが多いため、例外的に明かされている。名字は蘇芳。控えめな人物。
「君たちには、いつも世話をかけるね」
五年(17)
矢菊
黒寮所属。真面目な性格。牡丹とは正反対に見えて、とても気の合う関係で仲が良い。あまり裕福でない家の育ち。学費の全額免除のため、寮長になることを目指しており、路尾の不在には副寮長として寮を取り仕切る。実は養子だが、本人は知らされていない。
「邪魔するなよ、牡丹。一緒に勉強するって言うから連れてきたんだぞ?」
牡丹
赤寮所属。活発で我儘な性格。矢菊と仲が良いが、実は血の繋がった双子。財閥の跡取りとして産まれ、将来双子では争いになるからと矢菊が養子に出された。矢菊は養子であることも知らされていない様子のため、学院に入学して偶然再会したものの、打ち明けられずにいる。
「退屈じゃん、ちょっと抜けよーって」
四年(16)
緋央
白寮所属。目鼻立ちが明るく、人目を引く華やかさも持ち合わせている。本人も勝ち気で目立ちたがり。新しいもの好きで、何でも日本風より西洋風に興味がある。
「んな古臭え挨拶、ここでは不要だろ?」
啓
青寮所属。信心深く几帳面。読書家で大人しいが言いたいことは言う。物心ついてから家の財政が悪くなって養子に出されたので、実の親と良い家の子供(主に東雲)が嫌い。教えを信じる心との間で葛藤している。
「……東雲先輩。用事なら手短にお願いします」
三年(15)
悟
白寮所属。大人しく内向的。礼拝堂が好きで、よく一人で訪れる。他人を気遣いすぎるところがあり、関わるのが苦手。自分にも他人にもきっぱりと接する巴に憧れている。
「あの、僕……その……やっぱり、大したことじゃないので……」
時雨
黒寮所属。路尾の従弟にあたる。ややドライで周りと距離をとる性格。寮に入ったのは過干渉な両親と離れるためだったので、信心も薄い。退屈に任せて、客観的に周囲の少年たちを見ている。
「僕はいらない。ごちそうさま」
藤馬
白寮所属。病気がちでよく休むので、話し下手だが何かと自分を気にかけてくれる悟に感謝している。教えに従順で、素直で心優しい。椿とは寮も学年も違うが、良い友人だと思っている。
「ああ、来てくれたんだ。ごめんね、こんな格好で」
二年(14)
椿
赤寮所属。一学年上の藤馬に恋心を抱いている。嫉妬心や独占欲が強く、藤馬と親しい悟のことが嫌い。欲望が絡まなければ、真っ直ぐで比較的真面目な少年である。寮長の巴に剣道を習っている。
「寮長、手合わせお願いできますか」
蒼都
黒寮所属。成績は優秀なのだがやや不真面目で、時々深夜に寮を抜け出す。朝まで帰ってこないことはざらにあり、数日間帰ってこなかったことも。どこで何をしているのか、問い質してもまるで掴めない。
「迷惑のかかるようなことはしてませんよ、誓って」
草平
青寮所属。東雲を妄信的に敬愛しており、髪型から制服の丈まですべて彼を真似ている。将来は青寮寮長になって、東雲と同じネクタイを締めるのが目標。ただし崇拝するあまり、その憧れは時々、憎しみと紙一重になる。
「寮長、どうしたら貴方みたいになれるんです? おれ、あと貴方の何を盗めば貴方みたいになれますかね」
烈
赤寮所属。椿と親しく、人懐っこく巴のことも怖がらない。空手を習っている。勉強は苦手だが教えには熱心。しかし聖母が処女懐胎したという一節だけで真っ赤になるほどのうぶ。
「し、しょ、無理だ今日も読めない!」
一年(13)
樹
青寮所属。素直で真面目な少年。親から立派な紳士になるため、学院に入学させられた。自分とは異なる雰囲気を持つ、大人びた夜鷹と親しくなりたいと思っている。
「ねえねえ、それ、何の本?」
夜鷹
白寮所属。どこか物憂げで大人びた少年。星を見ることと生物図鑑が好き。多くのことを語りたがらず、あまり問い詰めると逃げ出してしまう。樹のことは嫌いではないが、自分からは近づかない。
「俺、いや僕のことは……気にしないでくれ」
実春
黒寮所属。好奇心旺盛で、少しずる賢い。よく授業の合間に、牡丹から飴をもらっている。見つかると牡丹のせいにして庇ってもらう。憎めないところのある少年。
「ね、一個分けてあげるよ。さっき牡丹先輩にもらったんだ」
全体としては東雲が中心人物になっていくだろうな。
これをベースに二次創作みたいな感覚で、時系列や難しい関係性に囚われず、とりあえず色々書きたい。簡単にいうとこれらの少年たちを勝手にかけたり足したりしたい。私が。
▽無題
突撃とか、髪の毛引っ張るとか、寝起きに踏んづけるとかは、イズの精一杯のスキンシップです。稀に頭突きも含みます。
▽そういえば
ブルーベリーサタンのルクって、最初はヘタレではなく、ネガティブという設定でした。憂鬱そうで小心者、だけど玉座にいて魔界で一番偉くて、その矛盾でさらに鬱々としている雰囲気の、白髪に二本の角、紫の目という。
どうせ私なんて、が口癖で、玉座でぐずぐずしていて、その気になれば強いのに本人がそれを自覚しようとしない…みたいな。
今より溌剌としてない分、雰囲気としてはセクシーな系統の人でした。予定はね。細部と、主に過去を考える段階で今のルクに近づいて(変わり果てて?笑)いったんですけど。
角はいつのまにかなくなってましたね。角っ子も今後出したいところ。
ゼンさんは最初、アルさんに近い雰囲気の過保護さを想定してたのですが、鎧の中を考えるとき黒豹みたいな人にしようと決まったので、もうちょっと計算高く冷静な雰囲気を持たせたくなって、今の状態に。
アルさんはそれを補完する形で生まれました。過保護代表。今のゼンさんは過保護というより、親みたいな感じですね。魔王としての仕事をルクに一から教えたのもゼンです。
メイドさんたちは単純に、マキを「転校生」としてみた場合、
先輩お姉さん系=タリファ
同級生クラスメイト系=テティ
下級生部活仲間=シダ
みたいな、ギャルゲーのようなノリで考えました。三人ともルクより前の、前時代の王から城で働いていたので結構苦労してます。タリファさんだけはちょっと別格。その辺りの話を最近は考えてますので、いずれ公開できるかと。
先日の「ブラウンシュガー・テイル」、さっそく読んでくださった方々、ありがとうございます。
あれについてもまたぽろぽろと話したいことはあるのですが、それはまた別の記事で。
▽無題
わーぜろで引退早そうなのはサジだなあ…無茶な戦い方して怪我して前線に出られなくなりそう
サジはゆくゆくはリンデンベルの職員とかになったらいいよね
ベリルさんは長生きする、キーツはなんやかんや無事でいそうだけどそのうち顔に傷とか負って余計人相怖くなるだろうね
という内容をツイッターで呟いたのでこっちにもあげてみました
お久しぶりです、暑いですね〜…元気に書いておりますがなかなか上げられるものができない状態です
内容ではなくて、完成してない的な意味で。連載形式苦手なので、完結してから上げたいのです
なつはあつい
なつい
い
▽藤狂二○五五
【夏のお菓子の好み】
稚紗…水羊羹
伊澄…かき氷(みぞれ)
記喜…くず桜
計斗…麩饅頭
昨日梅ごはんを食べたせいで藤狂がきています。刻み海苔ののったお洒落な梅ごはんだった…
稚紗は梅味がわりと好みという設定があったりします。イメージカラーが赤ですし。伊澄はシンプルなものが好きで、記喜は目が肥えているので見た目に美しいものを自然と、計斗はちょっと王道を外したものを好みがち。
ひねくれ者っぽいですがいつか計斗で必ず書きたいシーンがあり、そこへいくまでにあと何話いるのか。とりあえず記喜が本格的に加わってからの、四人をこの夏も書けたらいいなぁ。
▽あ
貼付サイズオーバーしてた気がする
▽上野にね
行ったんです。ジャック・カロ展みたくて。
まあせっかくだし、なんかあの、撮ってしまった。ふふふ。地獄の門。
▽さいきん
課題をやってて時々思うんですが、
マキさん(ブルーベリーサタンのね)、試験前になったらサクッと地獄に堕ちてくれば、だいぶゆっくり勉強できますよね。
いいなあそれ。範囲発表されたらとりあえず地獄にいくみたいな。
▽ブルーベリーサタン
先ほど最終章を公開しました。本日、五周年です。ありがとうございます。集中連載のあいだ、お付き合いくださってありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ブルーベリーサタン、いずれ番外を出したいなと思ってるんですよね…タリファさんの話を。あの人は実は、先代の王の時代に色々あった人。ゼンさんも絡んできます。
私が書いておいていうのもなんですが、ゼンさんって確実にルクよりモテるのだろうなあ。はは。
▽ぐはあ
忘れていました(土下座)
えー、あの、たいした話じゃないんですけど、告知です。
【五周年記念祭】
空想巡業はおかげさまで、5月の10日で五周年を迎えます。五年という区切りですし何かしたいなーと思いまして、長編を一つ、新たに公開することにしました。
タイトルは「ブルーベリーサタン」。女子高生がひょんなきっかけから上野の地獄の門に触れて、辿り着いた世界で出会ったのはヘタレがちな魔王さま?
メイド系女子高生ともやし系魔王とそれを取り囲む魔族の皆様の、しまりきらないラブコメディ。
ライトノベルのような少女漫画のような、ちょっと騒々しいですがたぶん五周年に相応しい、テンション高め(当社比)の長編です。
こちらを、4月30日から5月の10日にかけて、毎日一章ずつ更新していきたいと思います。よろしければぜひ、お付き合いください。
ではでは。
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