アルジャーノンに花束を

2014/08/27 22:01

##amz_4151101012#S#

言わずと知れた名作かとは思いますが、読んでみて、ここに記録したい一冊だと思いました。
33歳にして幼児の知能しか持たない青年、チャーリイが、脳の治療を受けて超人的な頭脳を得ていく物語。天才になった彼の世界が、それまでの小さく温かな世界から一変し、鮮やかに美しくも暗く底から掻き乱されていく描写は、まるで読んでいる私の脳までが掻き乱されていくような混沌と、その芯にある清純な何かを感じさせます。

人工の天才の誕生と、その行方を追う物語。生涯に一度は読んでおいて良いものではないかと思います。


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