鬼狂いの彼

KIGURUI NO KARE
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舞台は現代日本。

角を視る人、頭部から角を生やす人、普通の人に分かれる。

角を生やす人は、精神に何か傷を負っている人達。
角の形、色、本数も人によって様々だが何処か似通っている角をもつ人達もいる。
それらは一様に同じ悩みを持つ人達であった。

角を視る人は少ないが、数はある。
しかし、誰にもその事を話さない者が多い。
気狂いのように思われるかもしれないから。
角を視る人は、自身の角を視る事はできない。

人を殺した人の角は、まるで今にも羽ばたく鳥の翼のような、美しいものである。
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