久しぶりにコビー達とガープ中将のメニューをこなしていた。
15分の休憩の時にコビーが飲み物を渡してくれた。
ヘルメッポは?と聞くとコビーの視線の先に遠くでへばっているのが見えて、二人で笑った。
「怪我はもう大丈夫なんですか?」
「うん。そろそろ動かないとダメになりそうだったし」
肩は完治とはいえないが、まぁ大丈夫だろう。
それからは、コビーの恩人のルフィという海賊の話を聞いていた。周りに聞こえないよう、コソコソと談笑した。
その人は、ゴム人間だとかたくさん食べる人だとか、めちゃくちゃな行動をするが、とても尊敬するとコビーは嬉しそうに話した。
初めて聞く話ではないが、何回聞いてもコビーの瞳はキラキラと輝いていた。
「それでその時、ルフィさんがゾロさんに…」
きっと、彼は、架け橋になれるような存在だ。私はいつまでもそれを支えてあげたい。それはきっと私の生きがいになる。私だけじゃない、誰かも。
ずっと遠くの未来、平和は訪れるのだと、彼を見てたら不思議とそう思えた。