白蘭様といっしょ
白「へぇーボンゴレの寅チャンの部屋ってこんななんだー!うわっ見てあの天井のシミ!顔みたい!寅チャンに似てない!?」
『似てませんよ…』
白「似ています!ぶはっ寅チャン毎日アレ見ながら寝てんの!?ウケるー!」
『っだーもう静かにして下さい!!一応白蘭様は窓から侵入したってことになってんですよ!?私の兄ってことで一晩滞在することを許されたものの……!』
白「僕としてはそこが納得いかないよ。僕寅チャンのお兄さんじゃないし。なんて不名誉な嘘をついてくれたんだ」
『私だって嫌ですよ!でも仕方ないでしょうあの場合!他に何か言いようがありましたか!?』
白「私のご主人様ですとか」
『言うかァァア!!』
白「よし!せっかくお泊りすることになったんだし、いっちょ記念に枕投げでもしようか!」
『ダメです。うるさくしたら他のメイドさんに迷惑でしょう!それに枕だって1個しかないじゃないですか』
白「だから僕が一方的に寅チャンに枕を投げつけるゲームだよ」
『そんなことしたら枕裂きますよ』
白「野蛮!」
『どっちがですか!』
白「仕方ないな…じゃあボンゴレアジト内を探検する?」
『ダメです!危険すぎます!』
白「ボンゴレ幹部の部屋に忍び込んで寝起きドッキリ!」
『敵地ってこと分かってます!?』
白「……じゃあさ、いっそ今のうちに逃げちゃおっか」
『…………え……』
白「ミルフィオーレに帰ろう、寅チャン?」
『…………ダメです』
白「…なんで?」
『え、えっと………さっきの白蘭様の侵入がバレたせいで今きっと警備を強化してると思うんです!だ、だから今はまだ……外に出ない方が……』
白「……そっか」
『は、はい』
白「じゃあもう寝よっかー、することないし。おやすみ寅チャン。うわベッド小っさ!」
『え、あの……私はどこで寝れば……』
白「床かな」
『床なの!?』
白「じゃあ一緒に寝る?このベッドの小ささなら夜中に32回は寅チャンのこと床に突き落としそうだけど」
『究極の選択に戸惑う私がいます……!!』
白「大丈夫大丈夫、どっちにしても顔にイタズラ描きくらいしかするつもり無いから!」
『あんた寝てるときくらい大人しくしてられないんですか!?』
白「じゃっおやすみーあっこれ寅チャンの布団ね」
『ハンドタオルで寝ろと!?』