雨のち初恋
おなまえ
空の窓がとおい
花弁の呼吸を奪う
白々しく生きたひと
その恋心、有罪
登場人物は二人だけ
綻びだらけの夜の話
暗い海で手招く嫉妬
瓶詰めにされた海
流星を祝えやしない
涙で怪我したライオン
星屑で編んだ光
落夏速度
散る為に咲く花
ほうき星が腐敗する夜
ずっと君に救われたかった
雨のち初恋
この雨が止んだら恋をする
雨のち2度目の初恋
あとがき
back