梅雨の時期ってムシムシしてベタベタして暑い。私たちの教室のエアコンは今故障中で直るのは来週らしい
机にだらけながら隣の席の人の名前を呼ぶ
「赤司ぃー…」
「なんだ」
「赤司は何でそんなに涼しい顔をしてるんだ、頭がおかしいのだよ」
本当なんでこんなにも涼しい顔してるのか…不思議で仕方ない。汗かく赤司見てみたいわ……今度部活覗いて見よっかな
「真太郎のマネか」
「なのだよーなのだよーそうなのだよーそして蒸し暑いのだよー」
「……」
なんで急に黙るんだし
ちょっと恥ずかしいじゃんか
もうやけくそだ
逆に話しかけてやる
「ん?なに?萌えた?萌えた?萌えたの?」
わざと恥ずかしさを隠すようにニヤニヤしながら赤司に言う。それに対し赤司はポーカーフェイスを崩さない。そして
「……まぁ、それなりに」
「………」
「………」
「……そ、そう…それはよかった…です」
やられた