受け止めるよ、何度でも。
【抱きしめたかったのは】の続編
「零…ッ、」
苦しいほどに何度も何度も私の名前が呼ばれる。
重なり合った唇は、厭らしく音を立てながら、愛しさを奏でた。
「ン…」
何かから怯えるように。
逃げるように。
君から重ねられる口付けは、いつまでたってもなれないけれど。
「しょ、た…」
「何…?」
何度だって受け止める覚悟はできてるし、何があっても側にいると誓ったから。
「大丈夫、だからね、」
(不安そうな顔でいなくても大丈夫)
(ずっと、そばにいるよ)
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