新八+妙
2016/11/16

「姉上」
「なぁに、新ちゃん」
「姉上は僕のこと好きですか?」
「突然どうしたの?もちろん、好きに決まってるじゃない」
「じゃあ、銀さんのことは?」
「え、銀さん……?それは……まあ、好きよ……?」
「じゃあ、僕と銀さんのどっちが好きですか?」
「新ちゃん、さっきからどうしたの?何でそんなこと……」
「どっちですか」
「……新ちゃんよ。決まってるじゃない」
「銀さんに同じこと聞きました。僕と姉上のどっちが好きかって」
「え?」
「そしたら、僕だって答えました」
「あら、そう……別に不思議なことは……あるのかしら?」
「神楽ちゃんと姉上なら」
「…………」
「神楽ちゃんだって。それで、お登勢さんと姉上だったら、お登勢さんで。他にも定春やキャサリンさんやたまさん……」
「…………」
「誰を言っても、姉上を選ばないんです。何でですか?」
「何でですかって……私に聞かれても……」
「だから聞いたんです。姉上が嫌いなのかって。そうしたら、嫌いじゃないって答えました。何でですか」
「新ちゃん……聞いてることの意味が……」
「わかりませんか。じゃあ、やっぱり銀さんに直接聞いてきます」


(あ?逃げた方がいい?何からだよ……新八?おいおい、新八ごときに何で俺が逃げなきゃ……あ、新八。今お前の姉ちゃんから電話で…………あれ、新八?どう……し、新八君……?)




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