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虎徹が寝てる時に『虎徹さん……』って甘えるような声で名前よんですりついて唇に触れるだけのキスをするバニー
「寝てる時俺のこと呼んだ?」
「……呼んでないですよ」
「じゃあ夢だったのか…でもいい夢みたなぁ」
「…」
「どうしたバニー?」
「…虎徹さん」
「ん?」
「…名前呼びました」
「え?あぁ…そういうことね、何自分でやって恥ずかしがってんだよ」
「虎徹さっ」
「正夢かもな、バニー」
「はい?」
「好きだよ」
 ちゅっ



『バニー楽しくない?』
虎徹は盛り上がる仲間達から抜け出して一人距離をおいてワインを飲むバーナビーに問い掛けた。バーナビーは黄金色に光る虎徹の瞳をじっと見つめた。
『虎徹さんは楽しいんですか?』
『…あぁ、まぁな』
『じゃぁ僕も楽しいです』
バーナビーはフワリと幸せその笑みを零す。


ピンポーン…ガチャ
『虎徹さん、どうしたんですか?こんな時間に』
『お前に会いたくなって…もう風呂入ったのか?残念』
 ちゅっ
『…虎徹さん、少し飲みませんか?』
『いいけど、なんで?』
『しばらくして体が冷めたら、お風呂はいりましょう?一緒に』
 ちゅっ
『…たくっ、誘いすぎだぞ』
 ちゅっ



【バニーメロメロだ!!!】
『虎徹さぁん…好きぃ』
 しかし虎徹は同性なので効果がな『バニーちゃん!!俺も好きだ!!』
『こっ、虎徹さん!!?』
『バニィ』
『あっ、ダメ…そんな!やだ、テクニシャン!?』
『お前はメロメロボディだな…』
『虎徹さん…』
『バニー…』

 

『あ、バニー!めっ!それはダメ』
『子供扱いはやめて下さい』
『はいはい、じゃぁバニーは大人だから俺のいいたいこと分かってくれるだろ』
『……はい』
『ん、いい子だ』
 ナデナデ
『僕だけが余裕ないみたいです』
『余裕?俺もないよ…いますぐバニー抱きたい』
『ーっっ!』



『だから貴方は何時までたっても駄目なんです!』
『はいはい』
『ちょっと!なんですか、その態度!反省してるんですか!』
『あー、はいはい』
『聞いてます?虎徹さん!そんなに耳が遠くなりましたか?』
『あー、はいはい』
『…虎徹さん!!』
『あー、はいはい』
『…虎徹さっ』
『!?な、泣くなって!』




『虎徹さん…』
『んー?』
『あの、虎徹さんのこと見てると何だか苦しくて…胸がしまるような気がするんです。なんですか?』
『え゛?』
『えっ?』

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