黄色い奴ら | ナノ

お疲れ様でした






 さて、どうしたもんか…。
この黄色いの二匹をどうしたら元に戻せるのだろうか。
このまま現実においておくとなんかまずい気がする。
のん気におやつなどを食べてTVを見ている。
それを横目にPCを操作する。





「あれ…?」





 なんかPCのメモリが少し増えた気がする…?
音楽プレイヤーに借りてたCDから曲を移動していた。
前はもうちょっと軽かった気がするんだけどな。





「ねーねーレンくん本当に戻り方しらないのー?」


「んー、わかんない!」


「そっかー;」





 どうしたらいいんだろう…。
もっかいちゅー?
試すか…!





「レンくんおいでー」


「はーい」





 いい子だ。
幼稚園児みたいに素直だ。
頭を撫でてやる。





「なにすんだー?」




 ソファーを占領するやんちゃな黄色いの。
お前に白いでっかリボンつけてやろーかー。





「よし、今からレンくんにちゅーします!!!」



「…っえええっぇぇええぇうぅううぇええ///!!???」


「大胆だなー」





 まぁ予想通りの返事です。





「いくよーレンくん」


「は、はい!!」





 ぎゅーっと目をつむるレンくん。
ハハ緊張してらーwwなんて思いつつ自分の口を近づける。





―チュッ





 もちろんおでこにだ。





「な〜んだ」





 リントくんがニヤニヤしながら言う。
で、肝心のレンくんは?





『期待したのに…』





 ちゃんと画面にもどっていた。
おでこにちゅーでも戻るようだ。





「さて、次はリンt「ん」」





―チュッ





 もうすでに近くにいたリントくんは清清しい速さでほっぺにちゅーされた。
なんかもう唖然とするしかないでしょう。





『PC戻ったぞー』


『もっとマスターに触りたかった…』


『風呂の時間までいればよかったな!』


『お、風呂…///』





 なにやら好き勝手言っているようだ。
よし。




「電源切ろう!!」


『え、おい冗談だよ!!』


『マスターはまだ寝ないでしょう!!???』





 無視!
我がPC、今日もお疲れ様でした。





(マスター…)
(ちくしょー履歴漁るぞ)
(あ、待ってよリントー)

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