黄色い奴ら | ナノ

これは夢小説です。



「ごちそうさま」





 いつもより礼儀正しく手を合わせ、流しにお皿等を運ぶ。





「あ、僕洗いますね」


「あぁありがとう」





 気を使ってくれる金髪ポニテボーイ。
ゲラゲラテレビを見ながら笑う金髪美少年。
※結局外に出してあげた(汗)





「…これ、夢?」


「何いってんだ、これは夢小説だろ」


「そうゆうこと言わないでねリントくん」


「そうだよ、一気に現実を見ちゃうよ!!せっかく現実から逃げt「わああああわあああああああっ!!!」」





 こ、この黄色いのはなんなんだ!!
まさか、あたしが夢小説を見るのが好きってのがばれたのか?!
履歴見たいのか…?





「マスターが、意外と…カイト好きって……別に…悔しくない……です…」


「俺の夢小説なんて…数少ないし……ミクオやアカイト帯人とか…人気なのに……」





 見やがった…!
こいつらあたしのプライバシー見やがった!!!
カイト夢面白いかったんだもん!!!
※ホントです(笑)





「マスター、レン夢も面白いでしょ?!」


「あぁうん、特に学園もののやつね」


 ランキング様より飛んであるサイトの学園夢を見させていただきました(笑)





「亜種夢…」


「大丈夫だよリントくん、ピク●ブであたしの大好きな絵師様がめっちゃ描いてたもん!!」





 よし、黄色い二匹が元気になった。




「しまった、炭酸きれたか…」





 冷蔵庫の中には空のソーダのペットボトルが入っていた。
なぜ空のペットボトルを無駄に冷やしているんだ昨日の自分!!!





「仕方ない、コンビニ行くか…」





―ガシッ





 両肩を捕まれた。
想像はつく。





「「俺(僕)も連れてけ(連れていってください)」」


「却下」


「なんでだよ!!!」


「マスター一人じゃ危ないですよ!!!」


「君たち黄色いし!服装すごいし!」





 あと面倒くさそうだし(笑)





「やだっ」


「行きたいですー」


「だめだってば!」


「服貸せ!!」

「女装?」


「一発殴ろうか?」


「ごめん」





 リントくんを外に出さなきゃよかった…(泣)
きっと言うこと聞かないだろうからタンスを漁り、中学のジャージとスウェットを取り出す。





「これ、カビ生えてない?」


「失礼なリントくんはお留守番してる?」


「やだ!!レン、着替えるぞ!!」


「うんっ!」





 レンくんが嬉しそうでなによりです。
いちよー部屋から出て行く家主。






「向日葵ーできたぞー!!」





―ガチャッゴンッ





「あり?」


「マスター大丈夫ですかぁ!!!????」





 ドアの前に立っていたのが悪かったのか…。
おもいっきり開いたドアに頭をぶつけました。
ヒリヒリするところをさすってくれるレンくんと悪気がないリントくん。





「ごめんなーたんこぶできたら冷やしてやんからな!」


「ありがとう、君に同じたんこぶをつくってあげるね」


「マスターとおそろい…いいな」





 えぇ!!????





(レンくんは相当なMなのか)
(いやもう病んでるだろ)
(ヤンデレ!!???)
(気をつけろよ)
(マスターとリントって仲いいですよね…)
((ビクッッ))

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