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■拍手御礼9-1
雪+燐

「ゆーぅきぅおーくぅーん」(くねくね)

「ウワ…きもちわる…(ドン引き)何その気持ち悪い声…!?どっから出してんの!?」

「おにーちゃん大事な話があるんだけどおー」雪男の首ガシッ

「……なに。手短に頼むよ」

「もうすぐクリスマスじゃねー?」

「あー、うん、そうだね」

「クリスマスってあれだよな…こう、世界中の人々がウキウキ…ワクワク…ドキドキするイベントだよなっ、なっ」

「…そうかもしれないね」

「でな?クリスマスって言ったらやっぱサンタさんじゃん?」

「まぁね。サンタなしで語れないよね」

「サンタさんはいい子にプレゼントをくれるんだぞー?」

「そうらしいね」

「というわけで俺にプレゼントください」キリッ

「なんでそうなるんだよ!!」

「世界中の子供たちがサンタを信じて枕元に靴下をつるすだろ。そして次の日までわくわくしながら寝るんだろ。そのわくわくは誰が作ってくれてるんだ?…殆どの確率でお父さんだろ!お父さんと言ったら稼ぎのある人!つまりお前だ」ウインク☆バチッ☆

「ていうか兄さん、今の歳でまだプレゼント貰う気なの…!?」

「まだ子供じゃん」

「バカ…!!大体兄さん、僕らは贅沢できるような身分じゃな…」

「そういうことなら私がひと肌脱ごうじゃありませんか!」

「うお!メフィスト!!」

「フェレス卿!?」

「悪魔の私がキリストの誕生日を祝うイベントに参加するというのもいささか奇妙な話ではありますが…しかし私は貴方たちの後見人。たまには甘やかしてさしあげましょう」

「えっ、何かくれんのか!?なぁ、何かくれんの!?」

「兄さん、落ち着いて」

「そうですねぇ、ディナーにでも招待して差し上げます」

「うおおおおお!!飯!!うまいめし!!」

「兄さん、よだれ垂れてる」

「では明日の夜、お二人で私の邸宅へいらしてくださいね☆」

次の日

「メフィストー!来たぞ!めし!ローストチキン!フライドチキン!ローストビーフ!七面鳥!!!」

「兄さん…落ち着いてよ」

「さぁさぁ奥村兄弟こちらへ!私のとっておきの料理です!!」バサァッ

「…………え」

「…………」

「どうかしましたか?」

「……………全部カップ麺なんだけど」

「……………逆にこれだけ種類があってすごいですね」

「そうです!!私のとっておきのヌードルを集めました!!存分に食べていってくださいね☆」

「なんでだよおおおおお!!肉をよこせよおおおおお!!!うああああああ!!!」号泣

「………二、三個貰っていっていいですかね(念のための保存食に…)」

「私のお気に入りはこのキムチチゲ味ですかねぇ」

「もういい!!あとで俺が自分で作る!!」

「……最初から兄さんが作ったほうが早かったんじゃないの?」


<メフィストはクリスマスだからって何かするんだろうか?>

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