■88 寒くってたまらないの!
雪+燐
もぞもぞもぞ
「………」
もぞもぞもぞ
「………」
「きひひ、雪男のやつよく寝てるぜ…ぶふっ」
「……ちょっと」
「ぎゃっ!!起きてた!!」
「そりゃあ起きるよ…兄さんが僕の布団でごそごそわけのわかんないことしてりゃあね…」
「ちっ。…な、まだ時間あるから寝てたらどうだー?な?俺ももうちょっと寝るし」
「………何言ってるの」
ぺいっ
「ああああ!!何すんだよ!!」
「何すんだはこっちの台詞!!何人の布団の中に着替えとか入れてるの!?意味がわからない!」
「だって!そうしたほうがあったけーじゃん!!」
「はぁ?」
「こうやって布団の中で服をあっためておけば、寒い朝に着替えるときちょっとはあったけーだろ!だから入れてたんだよ!」
「だったら自分の布団の中入れろよ!何で僕の布団の中に入れるの!」
「自分の布団なんかに入れたらつめてーだろ!!」
「……おいいいい!!」
「というわけで雪男にあたためてもらおうと」
「入れるなってば!!」
「だってよー!朝超さむくね!?ストーブ買ってくれよ!エアコンでもいい!」
「贅沢言わない」
「ううっ…雪男は俺を凍え死にさせる気なんだ…」
「兄さんがちょっとやそっとでくたばるわけないだろ…おい泣きまねすんのやめろ」
「あっ、ていうかこたつ(※フェレス卿にもらったことになってます)に入れておけばいいのか!」
「はじめからそうしろよ…最悪だよ布団冷えた!!」
<わー…本当に小ネタ中の小ネタです…>
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