「さあ…、そろそろ孕んでもおかしくないだろう…?」
律動は止めずにアルエに話しかけるが、シュヴァーンの下にいる彼女は言葉を発する事はなく、ただ首を横に振り続けるだけだった。
「…安心しなさい、認知はするから。二人で育てていけば良いだろう?」
「いや、だめ…嫌、ですっ」
「足掻くな、それに…」
ずるり、とナカに入っていたものを引き抜くと、中から行き場を失った精液が溢れ出す。
青臭いそれがシーツとアルエの中を汚してしまうが、それすらも気には留めずに指先で溢れたものを掬い、戻すようにナカへと注ぐ。
「フン…中に此れだけ入っていれば、免れないだろうな」
ぐっ、と再度挿入してやると、間髪入れずに叩きつける。
「やぁああっ、だ、だめぇッ、ふあっ、あ、あっん、んふ…っ」
「イキそうなのだろう?こんなに締め付けて…」
「ちがぁっひぁ、んぅ、は、ひゅ…」
「何処が違うのだか…嬉しそうじゃないか、奥をひくつかせて」
こつん、と子宮口を軽く突くとアルエの身体が瞬時に強張る。
――また、なかに出される…。
それだけが恐ろしくて、必死で首を横に振るが、目の前の男が応える訳もなく、それがかえって煽る結果になっていることに気付いた時には既に取り返しのつかないところまでいっていた。
Korruption2