「ひ、ん…あう…ッ」
「アルエちゃん、もう限界?」
「…俺達はまだ満足していないのだがな」




――何で、二人になっちゃったんだろうなぁ…。




アルエは二人に揺さぶられながら、ぼんやりと事の発端を思い出そうとするが、何も思い出せなかった。




――まさか、二人同時に襲われると思っていなかったし、ましてやシュヴァーンさんが乗り気なのに驚いたかな…。




「何を考えているんだ?」

シュヴァーンがアルエの顔を覗きこむ。

「集中しないと…酷くしちゃうわよ?」

レイヴンがアルエの下腹部辺りで主張を始めているそれを軽く摘む。
ビクリとアルエの身体が跳ね上がり、狂った様に叫び声をあげる。

「そこっ触らないで…!」
「ほう…良い声が出たな」

シュヴァーンが若干驚いた様子でアルエを見下ろす。



二つの信号1

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