シロツメクサ
とうとう我が番組から、プロのアスリートが出ました!皆さんは覚えてらっしゃいますでしょうか?18年前、バレーボールを片手で抱きかかえて、女の子と手を繋いでおつかいに行った男の子のことを!人見知りで口下手とびおくんは、今や日の丸を背負うバレーボールプレーヤーになっていました。
「飛雄ー!!」
そんな影山選手を熱の籠もった視線で見つめる女性が1人。皆さんおわかりでしょうか、こちらが名前ちゃんです。名前ちゃんと影山選手は同じ烏野高校に進学し、名前ちゃんはマネージャーとして影山選手のことを支えました。その後、大学進学後はスポーツ栄養士を目指して勉学に励み、今は生活面でも影山選手を支えているようです。
「いけるよー!!」
そんな彼女の薬指には、きらりと光るシルバーが。こちらは影山選手がネックレスにしているものと同じです。そうなんです。お2人は、名前ちゃんが大学卒業と同時に結婚したそうです。
<<2人とも相変わらずバレーが好きなんだね>>
<<格好良くなったなあ…>>
試合は影山選手が在籍するチームの勝利です。今年中には、イタリアへ移籍が決まっている影山選手。それに着いていく予定の名前ちゃんの鞄の中には、大量のイタリア語を勉強するための参考書が入っています。
<<素敵な奥さんだなあ…>>
今も昔も、その真っ直ぐな瞳に秘めた輝きは健在のままのようです。そんな彼女の鞄には、マタニティーマークがぶら下がっていました。
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影山選手と名前ちゃんの自宅に呼んで貰い、スタッフ達は夕食を共にしました。栄養士となった名前ちゃんの作った手料理はバランスが良く、とても美味しかったです。
「名前……、あれ、どこだ?」
「…あれ?タオル?今乾燥機に入れてるよ」
「違う、そっちじゃない」
「あ、ボール?キレイに拭いて寝室に置いてるよ」
自宅に入ると選手としての姿は薄れ、あの頃と同じ顔をしている飛雄くん。今でも2人の関係は変わらないようです。
日の丸を背負う影山選手と、それを支える妻。新しく生まれてくる命。皆様のご多幸をお祈りしております。
20210405