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雨とかはれ春の花
さようならがにあうひと
ホームの隅で眺めることば
望めば叶うと浅墓ながら
夜はいつでも気まぐれです
ひもとく螺旋
鈍き梅雨のさみしさに
あんなにも夏は輝くばかり
真逆性のジャックポット
哀しみは化け物を飼っている

思惑の落し穴
やっと薄ら氷ときづいたか
色褪せるのを待つかのような
恍けたことばがなつかしい
泡にすらなれぬなら
ルスト・エンヴィー
おまえは悲劇のなかでは役者
在りし日の恋から離れるまでは
ひとはだれしも愚かをなぞり
長き夜を迎える秋雨

いとおしい罪人
稲光の残像を追う
あめのいろはなんのいろ
掌をかさね瞳に星を
ぺネトレイト・トゥルー
すでに尊くありながら
あの春は眺めたほうが美しい
ピュア・クェーサー
静謐にけずれゆく愁い
またの恋をお待ちしております

淡き花のシュトゥルム
きみは絶対の朝のように笑む
憂いはじつにじれったい
どこまでも澄んだルーセント
鋭い星が夜を射抜く
アンジェラスまでのカウントダウン
春のたつまきにて屑と化す
もう底なしの愛をみただろうか
終わるからこそ魔法を願う
まぶしいのなら瞑っていなさい

憧憬の海原を漕げ
ひび割れた心で庇わずともいい
降りかかる哀しみの雨を光の糧に変えて
いつかのきみにとどきますように
泥を洗うように生きてみること
Please look for a star for yourself (どうか君のための星をさがして)
愛を想えるいのちを抱いて
やすらぎの花園までのメモリア
極彩の花のうつくしい瞬間のなかで
あしたは褪せぬまま、確かにそっと僕を俟つ

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