2551-2600 -140927 | ナノ


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透明な点を繋げた線
ながい夜でも明けるから
花瓶の底の水を吸う
つめたく叫ぶ雨の世界で
エスパーなんかじゃないのよ
今夜だけは最強宣言
わたくしを射貫いたカムリー
なんでもないことが好きね
致死に届くから阻むだけ
ここまできたなら生きてしまえ

マジカルシーン
朝はいつでも眩しくて
透けゆく姿に泣いていた
ミュージック・シャワー
凍えた痛みを知ったから
ゆるやかに迎えゆく終わりへ
塞き止められた春が積もる
まやかしのプリュネル
諦めてしまった愛のために
ふたりでみた海で逢おう

或いは君が
マイナスプラスゴール
滅びればもう震えない
らしくもない躊躇いだね
藻屑として弔わぬ
namby-pamby
失ってまもない殻だから
サンタを虚像と知ったように
いくつの夜を愛せるだろう
心臓まではしまっておけない

三角形のアムール
わすれてしまってさようなら
炭酸が抜けたあとの価値
おそれてばかりのおろかもの
撫でゆく風のゆくえも追えぬ
エルドラド・ラグーン
もどかしい熱をふりほどき
朝も夜明けもないならば
ぼくの想像する神様はそうやって笑う
夢のような愛ならいらない

星屑とシャングリラ
なにもない庭になにを植えよう
縫いとめた影のほどきかた
その枷は未完成なままでいい
トゥモロー・ナイト・ハロー
星のどこかで春の端っこを夢みながら
メイプルの蜜に漬けたような
ことばでも魔法でもないなにか
輝くオリゾンをまだ知らない
そのまぼろしは天の国で預かっておきます

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