∴ 2 2 5 1 - 2 3 0 0
光の匂いのバルコニー
まだらな愛の花を抱いて
鉄条網と揺らめく陽炎
フロストデイへ蒔いた春
なにをどれほどさしだして
ふたりの恋の原材料
明日に引き継ぐおまじない
The scene from zero
シーソーのように慰めあって
穏やかな揺りかごで朝までの夢を
貪欲なまでの侵蝕
その哀傷を手放さないのは君だよ
空振りつづきのピエロ
ほんものの恋とやらを教えてくれよ
至高なる菓子への昇華
ネグリジェがまねく耽溺
一夜限りでもときめけるものかしら
レッツグッドラック
揶揄にしてはあまやかな
だって愛してやりたかったんだ
無意識なる牽制
もうすこしだけを繰り返して
不幸が嗤う余地などない
古傷には優しさの種が詰まってる
心に棲まわるオラトリオ
秋霜はやがて
夢をもって切り崩せ
したがって身を以て愛を説く
デザイア・セイブ
環状線が終わるまでに解いておいてね
眩惑のリフレクション
l'episodio del giorno
そっとぎゅっとして
渡り鳥がとまる宿り木
かたっぽの脱け殻
花ひらく光の夢を追って
シャーベットのような淡い
春の芽を摘んだ砂糖漬け
You're in my prayers
どんなときでも慰めてやろうとも
星が綾なす命
ポラロイドは褪せぬまま
いちどきりをきいてくれ
corrected afterimage （てなおしずみの残像）
シルクのような愛で結ぶ
願いの僻地の平和論
ゾーズ・センス
彷徨いの果ての花冠
結わえた夜がほどけてく
ゆるしのように笑ったひと
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