やわらかい光のなかで
あなたが笑ってくれたなら
やさしさが花や雨となりて
笑ってみたけどここは眩ゆい
ランドマアクはただ美しく
かけがえのないものが溢れる
いつか孤独が愛を引き裂こうとも
ひとのなかで蔭と陽を描こう
金糸雀がよろこびを歌うように
燐光と星のドームのなかで
ノットゥルノも朝の鳥とうたう
泣くことにもう怯えないで
かなしさは純粋な痛みと手を繋ぐ
d.o.d.に綴る命
（date of birth）
あなたへと幸福がたどりつくまで
なぞなぞの答えを唱えるみたいに
太陽の輪郭に触れる
蓋棺にいのる花
忘れることのない世界を抱きしめる
ライラックと春の言霊
紡いだ記憶に目蓋を伏せた
てのひらに刻まれた線の分までゆけ
苦しみもきっと光になれる
レーテに勿忘草を
たったひとりぶんの愛おしさ
なあに、ってほほ笑んでみせるから
last but not least
おしまい。