1801-1850 -130427 | ナノ


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望まずともいい
にどめの夏が咲いたね
野の草の弥生に伏せて
チャンス・ゲイン
手折れぬ花の束を捧ぐ
期待したままのカレンダー
どうにでもできるよ
濡れた頬に触れるゆびさき
Life of the blizzard flower
ところかまわず愛を唱えつ

春の窓辺においてゆく
ラピスラズリ・レクイエム
真夜の星のように飾られて
さよならとさよならを
Our number (ぼくらのナンバー)
鳩のシンボルのかたち
死にも等しく
いちどだけのオーロラ
明日が変わらずあるように
霞んだ闇にもあたたかな雨が降るのなら

斜陽に眠りて
きっとはなさずにいて
浮かぶ蜘蛛の糸の如く
こどもみたいにぞんざいな扱い
屈折する光とさよならの歌
The gossamer of youth's dreams
色褪せぬ花とともに
レインボーカメレオンと濡れた瞼
ふたりのてのひらの熱
痛がってばかりでは失ってしまう

遺された者への譚詩
どこにだってゆけるように
天国から虹色の飴をあげる
幻想郷は破れることなく
やがて煙滅する憂愁
忘れられないような笑みだけをのこして
瑠璃色で綴った抒情詩
うつくしい野辺の送りに
透けて燃ゆる春のめざめ
Light of a tearful face and the back

花びらと季節の手紙
ごめんなさい、愛してます。
泣けない仮面はすべて剥がれ
at first let's laugh.
このあいだの涙のこと
だいじょうぶなふりはもういいんだよ
うつくしい最期は悲劇ではない
I know the celestial bliss (至福を知りて)
裸足でこの愛を駆けてゆく
ほほえみあうならきみがいい

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