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アブチロン
蜜柑の匂いにさらされた朝
ずっととめどなく
夢のまた夢を追い求め
深海からさしのべる
妙なるゲノムとオルゴール
my field
夏の境で手を繋ぐ
まがいものだとするならば
過ぎゆく春にこの胸は
愛は永遠の手をとらぬ
こんなふうに触れたとして
胡乱なる宇宙のように
スローテンポ・サイレント
睫毛の縁に光る星
an adult and a child
炉心の夢の跡
螺旋が囁くさきのひかりに
守りぬかれた沈黙
このままじゃ嘘よりもつらい
徂春に瞑りて
ノスタルジア・シーズン
From favorite music
星芒の十字架
光のまたたきをさらって
憂いに浸かりし想いを掬う （救う）
無垢なるスケープゴート
innocent cell
眠るさいごの子守唄
あなたの唇から紡がれる物語になりたい
歌い継がれる細胞
いつか散るなら花よ笑え
夜明けを告げる鶏のたまご
メタファー・バラッド
揺籃なる海より
なにもかもがきれいだった
昏睡を模して鎮めた愛
the most beautiful flower in the world
ジェイムズタウンがめざめたら
瓦礫の野に咲かせましょう
幸福の呼び鈴
やがて産声は陽の目をみる
錆びついた日々を磨くまで
The name of the spring keepsake （春のかたみの名）
電子の海の最果てで
まぶしいくらいやさしいだけ
濃淡を彷徨うまぼろし
I do not forget it for a moment.
ほどかれたものを繋ぐための喉
いとしいなんてうそみたい
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