1001-1050 | ナノ


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愛に価値などない
かわいい恋のおとぎ噺
嵐のように現れておいて
ネガのエゴ
為るべくして為るのなら
きみに恋したマジシャン
滅びゆくはかたくな
ゆるやかなラストシーン
お花畑で逢いましょう
きみの面倒事なら大歓迎さ

睫毛に春
さよならのおまじない
錆びついた唇から古びた味
グッバイ・サマー
どうしてこんなにもなみだが
蒼白く透けた冬に
こわれそうなわたしたち
不幸せを美化するのはもうやめにしよう
途惑いはやがて
あと何年待てるだろう

雨の祈
もろとも、繋ぐ
曇り硝子に雨の地図
あたらしい未来が楽しみだった
スロウ・ネクスト
もう誰もこの幸福を阻めぬ
三十日の原色
僕らはさんざめく夏に灼かれて
うれしかった さいごまで
君の心臓は風の凪いだ日に

海がさびしい訳
子守唄で羊でも招こうか
虚しさを捉えてまたむなしい
しあわせはんぶんこしよう
夢まではるばるご招待
ブルーレターの宛てさき
夏の瑠璃たちが鳴く
はじまりがおとずれるまでそっと瞼を
花の末路よりせつなく
わすれたふりして笑ってた

空蝉の墓
ほほえみの天才
甘える方法を知るのだね
なんてきれいな愛だったんだろう
眠れぬ薔薇に恋をする
よるのゆめにねむれ
3回目を唱え終えてしまうよ
あなたの指に絡めた未来
星に願うなんてばかげてる
それでもあなたと生きたいと 願った

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