3001-3050 -190529 | ナノ


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ひとりぼっちの居心地
絵本のあの子に似ていた貴方
マシュマロを敷き詰めたコーヒー
ちらちらまたたく儚い羽ばたき
いっそ散りゆけばよかろうものを
世界が踏みにじった声の墓標
こんなところでまあいいや
わたしの獣が美しく泣いている
ひとなみの願いがくるしい眩しい
望みのひなたはあちらでしたか

スプーン四杯分の相槌
さみしい背をしたガーディアン
軽はずみな罵倒もここで終い
もふもふみたいな撫で方がいいよ
数字ばかりで推しはかる骸
おふとんひとつで仲良しみたい
移ってしまった口癖の責任
泣いても罪にはならないのにね
おまえのためなら光でも夜でもよかった
次に逢えたらわがままも教えてね

朝も夜もいないひと
ソルトひとふりのメルヘン
神様のかたちを真似てみただけ
めざめてみたらわかるのかしら
愛があるよと歌っていたい
mellow manner
曹達水に浮かんだ追憶
ふたりで在れる生き方探し
終わりのないことばを蒔いて
摘まれた実からお菓子をたんと

夜更けごとに膨らむ夢
やわらかなことばしか知らないひと
星の子たちが駆けてゆく日
さみしさでできたような王冠
物語がひとめぐりするあいだに
じゅうっと灼けた炎のしるし
ジ・エンド・オブ・ザ・ファーゼスト
盗んだ呼吸はまどろみの罪
やがてはここがその日だろう
諦めきれたあなたの尊さを知っている

愛という名の星座があれば
うそっぱちのナイフも錆びたみたい
まだ幾らかの希望があるよ
孤独な夜に撫でられるのもいい
たくさんの倖せじゃなくてもよかったんだ
by tomorrow night
陽の塵のようにきらめいて
うまれたてのような笑い方をいつか
捨てられずにいた傷だらけの靴
あしただ、昨日よりもやわらかな船出だ

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「見えない臓器の名前は」
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