部長、決着をつけましょう


エリートトレーナーとのタッグバトルの際にもめてしまった財前と白石。結局タッグバトルはせずに、謙也をめぐって2人は決着をつけようとしていた。
「白石ー、これほど無駄なバトルはないと思うで…」
「謙也!これはめっちゃ大事なバトルやで!ここで財前に勝たんとアイツに謙也とられてまうんや…!」
「いや、もうここで部長が負けること決定なんで。俺が謙也さんをもらいますわ。そんで仲良くタッグ組ませてもらいます」
余裕の笑みを見せ、財前はブラッキーを出した。
「それなめとるやろ!自分愛用のサザンドラ出せや」
「いや、部長には俺のブラッキーで充分なんで。部長は何で対抗します?」
「…とことん生意気なやっちゃ。せや、ここは防御系で勝負や!」
「えっでもリーフィアは攻撃もはいっとるんとちゃうか…?ブラッキーは特防のほうが優れてるんやない?」
「大丈夫です、謙也さん。俺がスピードスター並みで決着つけますんで。」
そう言って財前は白石を挑発する。完全におこった白石は、無言でリーフィアを繰り出した。
財前の中でブラッキーは防御サポートのポケモンである。攻撃系の能力は低く、主に一人ダブルバトルのときに使うと決めている。
対して白石のリーフィアは攻撃と防御が優れているポケモンだ。攻撃に関しては白石のほうが有利にある。
「財前、ブラッキーって攻撃系どうするん?」
「まぁ見ててくださいよ。謙也さんにかっこいいとこ見せますんで」
「さぁ始めるで!先制攻撃やリーフィア!リーフブレード!」
白石の命令でリーフィアが先制攻撃に出る。リーフィアが繰り出したリーフブレードが財前のブラッキーにヒットした。が、
「部長、俺のブラッキーにはあんまり利いてないみたいですけどねぇ…」
財前のブラッキーは凛とした態度であった。
ブラッキーは防御系が優れている、もう少し細かく言うと、防御より特防のほうが若干優れているため、特攻よりも攻撃のダメージのほうが大きい。
財前はそのことを知っていたため、攻撃の技を撃ってくることを読んで、主に防御のステータスをあげていたのだ。
「残念でしたね部長。抜かりはないっちゅー話ですよ。」
「財前かっこええで!」
「くっそ…オレいいトコなしやんかー…!ダメージ計算を考えると、30%ってとこか…?」
「さて、こっちの攻撃ですね。ブラッキー、しっぺ返し!」




「もーお互い防御力高いせいでバトルめっちゃ時間かかったやんー…」
「部長、またバトルしましょうね。今度は何をかけましょうかねぇ」
「くぅー!!!次は負けん!」

リーフィアの光合成もあったものの、ブラッキーの素早さがリーフィアより劣っている分、しっぺ返しは通常の2倍、攻撃技の前に繰り出せる不意打ちをかなり受け、体力をじわじわ減らされていったリーフィアの負け。
「さ、謙也さん、次2人組みいたら俺とタッグバトル組みましょうね。」
「そうやなー!でも白石もかわいそうやから白石とも組もうな!」
「仕方ないっすわー」
「謙也…!!!謙也は優しいなーエクスタシーやで!」
「まぁ部長が負けたんはかわりないっすけどね」

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んー…やっぱり会話文が多いっていう←

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[ 4/7 ]




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