※海←ルキ
海燕殿…私は貴方に追いつきたくて追いつきたくてやっとの思いで副隊長という名をもらいました。この副官章をつけていると海燕殿と一緒な気がして嬉しいのです。あの時貴方がこう言ってくださったお言葉今でも忘れません。
「朽木…そろそら終わりにしとけよ?いい加減疲れてるだろ」
「いえ、早く海燕副隊長に追いつきたくて…」
「こんなに鬼道が使えるんだ、俺としてはそれで十分だと思うんだけどな」
「……」
「ほら、朽木家まで送ってやるよ行くぞ」
帰り道私と海燕殿の会話はまったくなく何を話していいのか分からなくてあの時のことはよく覚えています…
「朽木がもし俺より追いついたからこの副隊長という名も取れたらこの副官章をお前にやるよ、そしてこう言え私はやれば出来るのだと」
そう言って私の頭を撫でてくださったのだ、この言葉は何年たっても忘れていない。海燕殿はきっと私の事は大切な後輩としてしか見ていなかったけれど、私は貴方の事が大好きでした…
「朽木副隊長」
「あぁ、すまぬ今行く」
横につけている副官章がキラリと光り、自分の斬魄刀袖白雪を持って…
「海燕殿…いってきます」
いつまでも貴方を思っています。
海燕殿