※93話

急に山本総隊長に呼ばれ隊長格達は集まりバウントの情報と、そして朽木家にあったバウントに関する情報などが発見された。そしてその事で話し合っていると後ろの扉が開き何事かと後ろを振り返ると伝言を伝えにきた隊員であった、

「報告します!バウントと十三番隊朽木ルキアが戦闘を開始したとの連絡がきました!」

「なんだと?!」

日番谷はすぐに反応し、近くにいる朽木白哉を見ると鋭い目で睨んでいた。妹が心配なのか、きっとルキアの事を考えているのだろう。

「総隊長、朽木を…」

「ふむ日番谷お前に任せる」

「ありがとうございます」

日番谷は山本総隊長の許可をもらいすぐさまルキアの霊圧をさぐり急いで彼女の元に向かった。朽木隊長は必ずも彼女の元に行くだろうと考えた日番谷は彼より先に早くルキアを助けたかった。

ルキアの霊圧をさぐり、やっと敵の姿を発見したがその後ろにはルキアが居た。だんだん近付いて気づいた事は斬りつけているのがわかった途端怒りがこみ上げてきて刀を取る。

「うあっ!!」

「これでとどめだよ!!」

「蒼天に坐せ氷輪丸!」

雪の龍が敵の背中に向かって凍り、ルキアが落ちそうになり急いで助ける。

「おい、大丈夫か!」

「うっ…日番谷隊長…?」

目を開けたルキアは意識はあるが傷は深く痛そうに息をするのも苦しそうだ。敵の方を見るとまた回復し始め立ち上がる。それに驚いた日番谷は片手で氷輪丸を出そうとするが、その敵は一言行って去る。

少しすると白哉がここに来て、ルキアを奪われ朽木家で治療させることになった。日番谷は複雑な気持ちで、戻るがそれから大変な事が起こったりして大変な一日になったのである。

夜になり、日番谷は白哉に許可を取り、朽木家に入らせてもらった。すると夜空を見ているルキアを見つけ、その隣に座るとルキアは驚いた表情をした。

「え、日番谷隊長?!ど、どうしてここに」

「俺が来ちゃ悪りぃか」

「いえ、その珍しいなと…」

「心配して来てやったのに、ありがとうはねーのか?」

「あ、ありがとうございます…まさか日番谷隊長が助けてくださるなんて思ってもなかったので…感謝しています。」

「まだ霊力回復してねーのに、敵はわざとお前を狙って来たのかもしれねーな」

「…私もあの時自分はこんなにも弱い事に悔しさを感じました…子供にも痛い思いをさせてしまい私は…」

「朽木…自分ばっかり責めるんじゃねぇお前の兄貴はどれだけ心配だったか…それと俺もだ」

「…日番谷隊長」

「傷がちゃんと治るまで寝てろこれは隊長の命令だわかったな」

「はい、分かりました。その…今日はありがとうこざいました」

「あぁ、お大事に」

廊下を歩いていると向こうから白哉が歩いてくる。

「ルキアを助けてくれたようだな、礼をいう」

「お前が礼を言うなんて珍しいな取りあえず朽木のとこに行ってやれあいつも喜ぶだろ」

「もちろん、そうするつもりだ」

そう言ってルキアの部屋まで歩いて入り二人で話し声が聞こえ、ルキアも嬉しそうな声だったことに安心した日番谷は朽木家を出た。

おやすみ朽木…


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