※7話からの
僕はバンくん達と共に中国に向かう事になり、またLBXで何かが起ころうとしていた。そのためにも僕はここに帰ってきた。でもバンくん達に会えると思って来てみたけど彼の隣には彼女の姿は居なかった。花咲ラン…という彼女だった、彼女はどこにいるのかそれが気になりバンくんに聞こうとしたがバンくんの表情を見ると聞いてしまっても良いのだろうかと遠慮してしまう。
「ジン…」
僕の頭には彼女の声しか聞こえない、僕に向けてくる優しい笑顔思えば彼女は強くて守られるより守るという感じの女の子でバンくん達のことを支えている。
弱気なところは見たことがない
僕はいつの間にか彼女に惹かれていったのかもしれない…
だんだんと夜の景色を見ているうちに眠くなりいつの間にか眠りについた。
「ジンッ!留学するの」
「アミさん、すまない…」
「いいのよ、留学か会えなくなっちゃうわね」
「そうだな…」
彼女と会えなくなるそう思うと寂しくなる。今空港まで僕のために会いにきてくれたのかと思うと嬉しくてたまらない…あぁ僕は彼女に恋をしているのか
「緊張してる?」
「いや、バンくん達ともう会えなくなると思うと寂しくてね…アミさんとも…」
「んー私は寂しくないかな」
「え?」
「だって、ジンのメアドとか携帯電話知ってるし会えなくてもいつかはジンがここに戻ってきてくれるんでしょ?」
「あ、あぁ…」
「だから寂しくないわ!そのためにも戻ってきてね待ってるから私達」
「そうだな、ありがとうアミさん」
「そのアミさんはやめない?」
「そ、それは…」
「もうアミって呼んでくれないと行かせないわよ」
「…アミ」
「ん?」
「僕は君に伝えたい事がある。」
「え?」
「会った時からアミの事が好きだった…」
「え、「まもなく…出発の時間に」
「それじゃ…また会える日までアミ」
僕が彼女の気持ちを聞くのが怖かったなんて…そう思った瞬間いきなり走ってきたアミにぐいと抱き締められた。
「あ…アミ!?」
「私だってジンのことが好きなのよ!馬鹿っ!最後まで聞きなさいよ!!」
「ほ、本当かい?」
「嘘言ってると思う?」
「いや、見えないな」
「……私待ってるから、帰ってきたらたくさんデートしてもらうから」
「あぁ、約束だ…」
彼女とゆびきりし、僕は飛行機に乗る。彼女と出会えた町にさよならして…
結局こちらには司令コンピュータのあれはなかった。急いで、バンくん達と合流するために走る。CCMを見るとそこには彼女が居た。アミの瞳は暗くてあの時の笑顔が感じられない。僕は唇を噛み締めて走り続けた。
「っ…アミ…」
彼女を救うのはこの僕だ…