今は僕達は、学校が終わりいつものようにゲーセンでバトルをする。
バンくんはどんどん強くなり、僕も負けていられない、バトルに、夢中だった

少ししたら喧嘩しているような声が聞こえ、カズくんがおどおど見ている方向を見るとアミさんと仙道くんだった。


バトルでもしていたのだろうか

「ちょっと!それは反則でしょ!」

「いいだろ、別に勝ったのは俺の実力だ」

「アイテムはなしって言ったのはアンタでしょ!」

「さぁ?そんな事言ったかな」

「あんたねぇ・・!」

「あーあ、ジン今はやめとけよ?入ったら巻き込まれるぜ」

「おいおい、仙道喧嘩は…「うるさい、だまってろ」んだと!」


うるさくしていたら、いつの間にか定員さんが、怒った表情で立っていてゲーセンから追い出された。


まあ、当たり前だろう。あの後郷田くんと仙道くんの喧嘩が終わらなくなりそれで追い出されたのだから前に居るアミさんを見ていると機嫌はなおっているみたいだ。


仙道くんが僕の目線の先に気づいたのかニヤリッと笑った瞬間アミさんの後ろまで歩いてスカートを掴む。

「おー色気のない下着だねぇ、しかもクマちゃんか」

「なななっ!なにしてんのよ!」

バンくんとカズくんは口をポカンッと空いたまま石のように固まり、郷田くんは耳、顔を真っ赤にさせて目線をそらしていた。もちろん僕も彼と一緒のように

「スケベっ!変態!」

「いやージンがお前を見てるようだったから喜ぶかと思ってやっただけだ」

「えっ、ジン」

「えっ、いや・・違」

「ジンは関係ないでしょ!ジン?」

僕に急に彼がわざと、アミさんを使って恥ずかしい思いをさせるつもりでいる。

「仙道くん、女の子にセクハラは・・やめた方がいい」

「セクハラ?・・・」

そう言って、アミさんの腕を引っ張り僕の方に向かって押して突然の事に対応できずに倒れてくるアミさんを支える事もできなかった。

「っ・・!」

なにが起こったかも分からず目を開けると目の前にはアミさんが居て僕を押し倒しているように見えた。この状況をやっと理解したのかアミさんは顔を真っ赤にさせすぐにどいた。


「じ、ジンごめんなさい!お、重かったでしょ」

「いや、大丈夫だ。それより怪我はない?」

「私は大丈夫よ、って仙道!」

「行くぞ、お前ら」

「もう、なんなのよあいつ」

「アミさん」

「ん?」

僕は座っている彼女に手を差し伸べて微笑む。

「立てるかい?」

「ありがとう」

彼女の手はとても暖かかった。
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