1





CAST
ナレーター:ヴァン(以後「ヴ」)
シンデレラ:アリエッタ(以後「アリ」)
王子:シンク(以後「シ」)
魔法使い:ディスト(以後「デ」)
意地悪な継母:リグレット(以後「リ」)
意地悪な姉×2:アッシュ(以後「ア」)
馬車:ラルゴ(以後「ラ」)






ヴ「『それでは…これより、六神将による【シンデレラ】を始ます。』」





――パチパチパチパチッ



ヴ「『昔々ある所に、シンデレラと呼ばれる少女がいました。』」


アリ「(掃除用具を持って登場。雑巾の絞り方を知らない為、絞る事なく濡れた雑巾で床を拭く)」


ヴ「『シンデレラは可哀想な事に、継母とその連れ子である姉達に日々虐められていました。』」


リ「『シンデレラ、まだ掃除は終わらな…』ぐは…っ!!(濡れた床に滑ってひっくり返る)」


ア「リグレット!?あー……『鈍い子ねぇ。もっと早く動けないの!?』…っと(素早く一歩横に移動)『全くよ!早く私の部屋も掃除しといて頂戴ね!』って言うか何で俺が二役なんだ…両方女役だし……


リ「(慌てて起き上がる)…痛た……仕方ないだろう。六人しかいない上、女が二人しかいないんだ。『そうそう、アリエ…じゃない。シンデレラ。今日はお城で舞踏会が開かれる。私達は行って来るから、貴女は家で大人しく掃除でもしていなさい。』」


ア「『私のドレス、どう?凄く綺麗に着飾ったの!』屑が…何で俺が…っ!(再び素早く一歩横に移動)『私のドレスも良いでしょう?王子様がお后を捜しているようだし……』はぁはぁ…


リ「『貴女達なら、きっと王子様も一目惚れだろ…だわね。』」


ア「台詞が変だぞ。『さぁ、行きましょう!お母様!』っと『行きましょう行きましょう!』漸く一段落か……(ドレスを翻して舞台より退場)」


リ「女言葉はいまいち……『そうね。シンデレラ、私達が帰るまでに掃除を終わらせておけ。』…っまた台詞が…まぁいい。(意地悪な姉を追い掛けて退場)」





_





back
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -