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「…ナタリア……」


レプリカ共が後ろを向いて帰る中、ラルゴが呟いた。



「…テメェ、ナタリアとどう言う関係だ?」


俺は愛しき(俺の)姫の関係者だと悟り、すかさず声を掛けた。


しかし、シンクが間に入りそれを遮る。


ッチ、邪魔な緑頭め。


いつかその仮面に落書きをして……


「アッシュ、考えが顔に出てるよ。とにかく、僕達は互いの事を知る必要は「俺はナタリアの父親だ――っ!!」…」



「「Σはぁっ!?」」


思わずシンクまでもが驚きの声をあげる。


そりゃそうだろ。


こんな奴がナタリアの父親なんて……



「ありえねぇ!!絶対に!!つーか認めねぇ!!」


「…今回ばかりは僕もアッシュの意見に賛成だね…流石に度を越えてる(色々と)。」


「だろ?こんな顔中もじゃもじゃで人間かよテメェって程のムサ苦しい親父から!!あんな美人で可愛らしさもかね揃えた才色兼備(料理除く)で花のようなナタリアが生まれるはずがねぇ!!」


「…それは言い過ぎだと思うけど。僕が言いたいのは髪色とかが違うし、血が繋がってるようには見えないって事。」


「いや!!それ以前にやはりこのムサい顔から「黙れえええぃ!!」…」



ラルゴの怒声…


いや、雄叫びか。


暫く頭にエコーし、言葉を止めた。





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